ぼくが旅に出る理由・・・午前の部

M.Hermitage

15日(土)、午前の部。数日暑い日が続き、奥会津では川霧が‥と、出掛けてみるが、夜明け時は肌寒くこれじゃ矢張りダメかと半ば諦めムードが先行。所が着いてみれば三島町の高清水大橋周辺などなど薄っすらと川霧が立っていた。

霧幻峡周辺では最盛期の蠢くような状態には遠く及ばないものの、画像のような塩梅となっていた。併し先述したように朝は気温が低く、且つ晴れているので間もなく消えてしまうであろう状況に写真を撮るほどではなかったが、今年もこの季節がやってきたと実感する。


さて始発便を何処で撮るか、まずは会津川口駅の川向いから車両確認。するとGW以降姿を見ていないと撮影記に書いていた、首都圏色のキハ110単連が二便目として停車していた。

ということで始発便は久しぶりに大沼郡金山町大字水沼字沢西、水沼橋上からの第四只見川橋梁とした。この時点では川霧が漂っているが、列車通過時には消えてしまうだろう。更には陽射しが届いて輝度差が生じるだろう。


Simpleな朝の一頁目」~ F9・SS1/160・ISO250 ~


車両は05:41頃通過の上り422D。左側の山々には陽射しが当たるが、これ位なら気になる程ではない。毎回のことだが寄るか引くか車両通過間際まで迷う。光の具合に川面の写り込みや背景処理、川霧が立てばそれへの対処などなど今回の結果は私的に引いた構成になった。


それにしても美しい奥会津の朝だった。夜露に濡れた葉から一滴一滴の雫が只見川に流れ、その音さえ聞こえてくるような景観は、まるで空気と水の色彩が調和しているかのようだった。


続いて首都圏色のキハ110単連は如何にも奥会津を思わせる風景、そして単連車両でも画になる場所ということで大沼郡金山町大字中川字下田面で撮ることにした。この一帯は線路と国道252号線に挟まれた田んぼなのだが、線路に向かって左側は画像のように耕作されていない状況だった。以前この場所で農作業を行う気さくな老父と言葉を交わしたことがあったが、理由は分からないけどちょっと寂しい景観になっている。


ぼくが旅に出る理由」~ F10・SS1/320・ISO250 ~


車両は07:14頃通過の上り424D。今の時期は光具合や色調など陽が射す前の始発便が良いのだが、この便が目的なので致し方ない。こうして見ると矢張りこの赤い車両は良い。首都圏色と云いながらこれだけ田舎の風景にマッチするのが不思議であり、「ぼくが旅に出る理由」のひとつはこの姿を見ることかも知れない。


424Dは会津若松駅に到着後、通常の運用であれば夕刻に会津坂下駅間を往復運行するのだが、脳内ではその便撮影に向けての企てと準備が始まっていた。


この後、午前中の車両は三本あるが夏の陽射しは強く各橋梁で撮っても面白くないと判断、滝沢方面へ向かってみる。画像は大沼郡金山町大字越川字前飛泥の第一越川踏切。線路沿いには神社があり境内を立ち位置にする。尚、神社名は失念した。


これまでこの神社と線路で画作りしようと試みたが上手く行かなかった。線路が一段低くなっていることも理由のひとつだが、国道側からフレーミングすると今度は電線が邪魔になる。


奥会津ヲ旅ス op.3」~ F10・SS1/400・ISO400 ~


車両は07:47頃通過の上り426D。後方に見えるのは大川入沢橋梁。各橋梁や集落と共に撮った只見線の画像からすればとても地味だ。併しながら個人的にはこの何気ない雰囲気、飾り気のない景色が好きだというか、脇道や寄り道を自分の足でロケハンし、様々なデータを蓄積することも撮影行脚の目的のひとつだ。


午前中最後は大沼郡金山町大字滝沢字谷地向にて撮影する。画像右側は凡そ100mで会津大塩駅になる。この一帯も田んぼになるが、何故か周囲より耕作が遅い田んぼがある。画像の田んぼには水が入っているものの、それはつい最近のことでまだ田植えは行われていない。


奥会津ヲ旅ス op.4」~ F10・SS1/400・ISO160 ~


車両は08:43頃通過の下り423D。この場所は以前より単連車両の撮影地として目星を付けていた。田んぼに水が入り立ち寄った次第だが、やや逆光気味の淡麗色調の景観に写り込みが映える。会津横田駅を出発し直ぐに新田踏切を通過、下り勾配に速度が乗る。併し残念ながら機材の操作を誤りその様子の動画は撮れていなかった。


op.3で記したようにこの一帯を歩くと、線路上に人だけが通れる橋があったり面白いものが多々ある。但しその橋は今にも壊れそうで床板は体重で穴が開きそうだったりする。因みにこの道路は町道になるのか、周辺に民家はなくこの一帯の除雪は行われない。


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