写欲も失せる溽暑の只見川

M.Hermitage

03日(土)、東北地方の梅雨が明けた。とはいえ私的に福島はずっと以前より明けていたという認識だったが、梅雨が明け尚のこと暑さが厳しくなると只見川の水温が上昇、外気温との差が無くなり川霧は立ち難くなる。


そんな訳で今回も02:30起床で向かってみる。三島町から金山町を通過しながら川霧の様子を伺えば、最近は第一第二只見線橋梁など三島町の方に立っていることが多いと感じる。因みにこの日の霧幻峡は皆無で大志集落は僅かに立つといった様子だった。

各ポイントの現状を確認し朝日に染まり始めた第二只見川橋梁も良さそうながら、始発便は大沼郡三島町大字西方字居平からの第一只見川橋梁に決めた。 到着時は画像のようにホワイトアウト寸前ながら何とか橋梁が目視できるので待機するが、度々書いているように川霧の撮影は車両通過時にどう変化するか謂わば賭けでもある。


「霧幻鉄道」~ F10・SS1/160・ISO200 ~


車両は06:05頃通過の上り422D。川霧は背景の山々に掛かることはなく、終始川面を漂っていた。イメージではその山々を撮り込み、三分割した下1/3付近に橋梁を置きたいのだが、反対に川霧漂う川面の面積を多くフレーミングし橋梁位置を上1/3付近にする。


この構図は左右の木々の枝々や下部には電線が写り込む。従ってそれらをひとつひとつ除去した。本来はもうちょい明るい露出で撮りたいのだが、手前側との輝度差が生じ後の補正に委ねることにした。それにしても右下の杉の木などが大きくなり、年々フレーミングを悩むようになった。尚↓動画だが、近くの畑でトラクターが稼働しその音が大きくなっている。


太陽が上り気温は上昇、川霧はほぼ消えたようだ、そもそもこの陽気では07:00台の川霧は期待出来ず、大沼郡金山町大字横田字山根にて夏田と只見線を撮る。画像の右矢印は第七只見川橋梁と四季彩橋。そして左矢印の山中踏切を渡れば直ぐに熊野神社がある。

熊野神社には前回の撮影記で書いたように、道路沿いの鳥居脇に夏場でも涸れることなく滔々と大権現清水が流れている。この時期この辺りでの撮影が多く、二度三度とペットボトルに注ぎ飲んでいるが、お陰で自動販売機などで飲料水を買うこともなく、そして10秒も触れていられないほどの水の冷たさはとても有難い。


「夏 田」~ F10・SS1/400・ISO200 ~


車両は07:38頃通過の上り426D。夏田の緑が鮮やかで目に眩しく、何やら若草の甘い匂いも鼻に届く。今年の二月には雪原の様子を撮ったが、次回は小金色に実る頃と年間を通じて好きな景観だ。但しどうだろうか、田んぼと橋梁だけでは何ら特色のない眺めかもだが、只見線が走ることで完成された世界になると思う。


撮影を終えると尚のこと暑さが厳しくなり、更にギラギラした太陽の下で何処でどう撮って良いものか判断が付かず、車のエアコンさえ冷え方が弱く感じる。

そんな状態に日陰を求め、大沼郡金山町大字本名字下新田から眺める夏井川橋梁に来てみた。車両は08:20頃通過の下り423D。週末は単連車両となる423Dだが、もしかして夏休みに入ったからなのか先週に続き二連だった。実は単連車両をイメージして寄ったフレーミングにしたのだが、こんな経緯で撮ったものが上手く行く筈がない。

続いて大沼郡金山町大字水沼字田下モからの細越拱橋。車両は09:27頃通過の下り425D。これは撮って出しの画像になる。暑さで川面からの靄が立ち、そこに陽射しがあるとおそらく光が乱反射して大々的に色被りが発生する。言うまでも無くこの場所をこの天候で撮るとどうなるか理解しているのに、時間消化というか投げやりになっている。

取り合えず補正してみたが全く良くならない。さてこの日から今月の土日はキハ110三連の只見線満喫号が走行する。それは分かっているが暑さで気力が失せ撮影意欲は0となる。という訳で午後は孫娘を保育所に迎えに行くこととし早々と奥会津を後にした。


・・・画像追加・・・

Awakening」~ F10・SS1/60・ISO200 ~


2021/07/18撮影、大沼郡金山町大字川口字館越から眺める会津川口駅。車両は右側05:31発上り422D、左側07:06発上り424D。再開通の約一年前、この頃の424Dは二連となっており、一面二線の両ホームに車両が停まる様はこの始発時と一日の運転を終えた夜だけだった。夜の山中は無理なので早朝に撮るのだが、度々山霧に阻まれていたことを思い出す。


2022/05/28」←この画像は初夏の空気が澄み渡る頃に撮ったもの。遠く只見方面の山々まで望めるとても見晴らしの良い場所なのだが、足元の斜面には木々が写り込み各々の画像でも消去している。そしてその伸び方が著しく昨年訪れた際は景観を遮り撮影不可となっていた。

此方が昨年八月の画像。只見川はほぼ隠れてしまい、もしかすると会津川口駅も見えなくなっているかも知れない。パンフレットなどに載る撮影ポイントと云う訳でもなく、景観美化や伐採などは望めそうにないが、現在は撮れなくなった場所が多々あることを残念に思う。


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