奥会津、暮夏の情景・・・前編
18日(日)、立秋とは云え相変わらず暑いが日が続き、朝まで扇風機を回しっ放しで寝る日が続く。それでも季節代わりとなれば只見川の川霧もそろそろ見納めかと出掛ける。今回の撮影記は前編後編の二部になる。

いつも会津川口駅の川向かいから始発と二便目の車両を確認、その使用される車両と天候などによって撮影場所を決める。昔々キハ40の頃はラッピング車両の連結状態などを確認したものだが、バリエーションが増えた現在の車両確認もそれに準じた過程と云える。
上画像は当日朝の早戸駅と霧幻峡。この状態では始発便は兎も角、07:00台の川霧は期待できないと予測していたのだが、後に天候が急変し予測は覆される。

川霧の様子から大沼郡三島町大字名入字上居平にて第二只見川橋梁を撮ることにした。準備中には雲間から陽が射すなど朝焼けを期待したのだが、次第に雲が厚さを増して行った。

「川霧の静流を渡る鉄の路 op.2」~ F8・SS1/200・ISO400 ~
車両は06:02頃通過の上り422D。一時は橋梁下のガーター周辺まで川霧が迫るも、車両通過時には画像のような塩梅になった。それでも一部に橋梁と車両の写り込みを川面に残し、それはそれで良かったと思う。ただ願わくば霧で背景の山々も覆われて欲しかった。
久々に第二只見川橋梁の定番ポイントら撮った。定番ポイントとは云え毎回構図に悩む。朝焼けの状態によって撮り込む空の面積が変わったり、更には左右のバランスなどなどフレーミングがなかなか決まらず、結局は毎回似たような内容になってしまう。

次便はキハ110の二連車両。下り側は私の好きな首都圏色になり、何処で撮るか試行錯誤していると先述したように天候が急変、これはもしやと大沼郡金山町大字水沼字沢東、第四只見川橋梁俯瞰ポイントへ行ってみる。到着時は上画像のような状況だったが、雨脚が強くなり次第に川霧が立ち始めた。

「驟雨烟ル」~ F8・SS1/250・ISO320 ~
車両は07:17頃通過の上り424D。ホワイトアウトまでは至らずとも、AFが効かないような降雨にエッジが欠けた描写となり、↓動画ではその状況が分かると思う。併しながら此処で今期の川霧景観をずっと撮ろうと思いながら要約というか、何とか撮れたといったところだ。
とは云え、このままでは精細さがなくブレ画像のようだ。そこでいつもなら数分で終わる現像にひと手間加え、ハイパスフィルターで車両と橋梁の一部を修正、それによって生じる周辺のノイズを除去する。何事もやり過ぎは良くないが、私のスキルではこれが限界。
所でこのポイントを訪れる人は少なくなったのだろうか、杉林手前の雑草が伸び放題となり行く手を阻む。撮影はしなかったが一ヶ月前に訪れた際も同じような状況だった。おそらく昨年辺りから各地でクマの目撃が多くなり、足が遠のいているのかも知れない。

雨は降ったり止んだりを繰り返す中、南会津郡只見町大字塩沢字上川原の会津塩沢駅へ向かう。数週間前より駅周辺で向日葵が咲いていたのだが、そのことをすっかり忘れていた。着いてみればやや時期を逃してしまったか、 それでも状態の良い花・場所を探してみる。

「暮夏の情景 op.2」~ F11・SS1/250・ISO320 ~
車両は会津塩沢駅08:51発の下り423D。背景の雨空には表情がなく多くは撮り込めない。かと云ってカメラを下に向けると、向日葵の痛んだ下部が目に付く。更には線路沿いの各標識が厄介で、この画像でも車両フロントの角に重なっている。気持ち的にはもうちょい左に車両を置きたいのだが、そうなると標識が完全にフロント中央に重なってしまう。
以上で前編は終わり、後編は只見線満喫号からの撮影となる。雨が降っていたので暑さはまだ何とかなっていたが、雨が上がるに連れ勢いのある太陽が顔を出し暑さが戻ってきた。
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