昨年の写真

M.Hermitage

年明け恒例、自画自賛・自己満足で昨年撮った写真から数枚を選ぶ。毎年書いているがそれは写真の出来云々というより、撮影時の背景や思い入れが一番の選択基準だったりする。

昨年の撮影記録を確認すると51日の撮影を行い、その内の43日は奥会津だった。それらの中から当初15枚ほどを選び更に7枚に絞ったのだが、予想通り只見線の画像が多くを占める。


以下タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像が表示される。


■01/01「L’horizon dore」~ F18・SS1.3・ISO100・ND100 ~


新地町大戸浜での初日の出撮影。数年前は人出も少なく穴場スポットだったのだが、駐車場から直ぐ海岸という手軽さが徐々に知れ渡ったのか、そこそこの人が集まるようになった。風もなく新春の穏やかで煌びやかな日の出であった。日の出撮影では初めてND100を使った。


■01/07「驟 雪」~ F8・SS1/320・ISO1000 ~


第七只見川橋梁付近での撮影。積雪があるとこの一帯は車の通行が出来なくなるが、当日は走行が可能だった。時刻は15:54頃だが降雪があり薄暗い。そして何より人気のないもの悲しい景観の中、雪を散らしながらやって来る列車の姿が頼もしく撮る行為に高揚感を覚えた。


■02/18「朝がやってきた」~ F10・SS1/200・ISO250 ~


会津美里町の根岸駅に423Dが入線してきた。朝焼けが車両の窓を染め、数人の乗客が確認できる。田んぼには霜が降り大地は凍え、この寒さの中を乗客の皆さんは何処へ行くのだろう‥と、想像しながらファインダーを覗いていた。私的に何故か惹かれる一枚。


■06/08「静寂一献」~ F10・SS1/30・ISO200 ~


奥会津の定番ポイントである大志集落。大志集落と云えばこの時期は川霧に包まれる景観だが、川霧が立たなくても画になると改めて実感した一枚。山霧が背景の山々の中腹を覆い、それが静寂の川面に写る様に息を呑む。集落の撮り込み量、位置などが肝かと思う。


■06/08「若夏蒼々」~ F10・SS1/640・ISO200 ~


定番の会津美里町、蓋沼森林公園からの俯瞰撮影。平地を見下ろすと陽光が雲に遮られスポット風に照らされることがある。それがカッコ良いこともあればダメなこともあるのだが、この画像は進捗状況がマチマチの田園と色彩が印象に残った。車両の色もマッチしているようだ。


■09/07「夜ニ急グ空ノ訳」~ F4・SS1/100・ISO800 ~


只見町の叶津川橋梁。新潟の小出駅から会津若松駅に向かう最終便の434D。そこそこの乗客の姿が確認できる。毎度のことだが乗客にとって往路なのか復路なのか、目的は何なのか楽しかったのかなどなど、そんなことを想わせる秋風吹く夕暮れだった。


■12/28「それでも雪は降る」~ F8・SS1/320・ISO200 ~


金山町の細越拱橋。年末に撮った画像なので記憶に新しいが、拱橋上に落下する倒木を目撃する。JRに連絡し運転が復旧するまでの四時間半、降雪の中で現場に立っていた。冒頭で記した通り撮影時の背景や思い入れが一番の選択理由であり、執念で撮った一枚。


さて昨年の出来事を振り返れば骨折二回(撮影時の骨折は一回)、熊との遭遇二回、暴風で鉄柵に身体が飛ばされるなどばど、下手すると大怪我や命に関わることがあった。カメラやレンズを大破することもあり、十分に気を付け無理なことをしなくても不のタイミングとでも云うのか、時として様々なことが重なってしまったのかも知れない。