2015/08 撮影記
●16日 いわき市平 塩屋崎灯台
「夏、終わりだね・・」~ F10・SS5・ISO200・C-PL+ND400 ~
いわき市平薄磯字小塚”塩屋崎灯台”へ向かう。灯台下の海岸沿いにある旧い防波堤跡の岩盤に打ち込まれた杭が目当てだが、今日は満潮干潮の時間を勘違いしており着いた時には既に潮位が高く撮影を諦め、塩屋崎灯台を眺めると背景に広がりのある雲模様があり視点を変えた。
撮影は先に書いたようにC-PLとND400により雲と波の動きに注意し、更に海岸で水遊びをしている人々を長露により残像的に捉える。つまり雲・波・人物の三様が脳内のイメージに近付くまで、暫し時間をかけながら撮影を行った。
●30日 南会津郡南会津町高杖原
「秋空は鈍色にして」~ F8・SS10・ISO100・C-PL+ND400 ~
朝霧を期待し南会津町高杖原のソバ畑へ早朝より出かける。天候はこの所ずっと続く雨模様であるが、到着後間も無く雨が上った。併しながら今にも降り出しそうな厚い雲に覆われ、期待する霧の発生もなかった。こんな悪環境の中、県外から訪れた人達も多く、各々に落胆の色が隠せないといった状況だ。本来であれば霧に隠れる、ないし爽快な青空を背景に画作りを行いたいのだが、重々しい雲を眺めながらどう撮るか色々と悩む。
通常露出で空を背景にすると雲の表情がとても堅苦しく、重々しさと相俟って非常に見苦しい。空を構図から省くフレーミングもあるが、個人的にはあまり好みではないので試行錯誤の結果長露で雲の動きを平坦な物体とした。フィルターはC-PLとND400を使用、SSは10秒、後のレタッチとしてソバの花のコントラストを強めにした。
@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。