安達郡大玉村 杉田川のホタル

安達太良山を水源とする杉田川、以下はWikipediaよりの引用。


・・・安達太良山東麓に端を発し、「遠藤ヶ滝」や「三ケ月の滝」等の多数の渓流を形成し「安達太良温泉」上流で一旦止水された後、「苗松岳」(498.2m)山麓を迂回し東北本線杉田駅下流で阿武隈川に流入する・・・


その途中、安達郡大玉村大山字象目田と二本松市舘野四丁目の境を流れる杉田川近辺に毎年蛍が舞う。とはいえ保護された公園などではなく、自然発生なので数は少ない。実は家から車で2~3分の場所でありながら、久しく行くこともなく夕食後に出掛けみた。

背景は安達太良山の左尾根、右側の光跡は東北自動車道。闇と共に輝き始めるが、寒いからか動きが少なく長い時間飛び交うことがなかった。薄明かりで構図の確認は出来るものの暗さでピントが合わない。従ってほぼ同距離であろう街路灯でピントを合わせる。また一般道での撮影になるため、時折り通行する車のヘッドライトを避ける必要がある、


涼夜に舞う」~ F6.3・SS92.3+74.8+83.4・ISO400・3Composite Photo ~


蛍の撮影は大きく分けてBulbによる長露光、適度な露光画像を数枚重ねるなどの二通りがある。各々に一長一短あり、蛍の数や撮影環境で何れかを選択しているのだが、今回は通過する車両のライトを避けるためいつでもシャッターを閉じられるBulb撮影と、数の少なさから合成の両方を選択した。合成画像数は三枚、いつものように「比較明合成フリーソフト SiriusComp」を使用。


露光時間は90秒を目安にしたが、先に書いたように車が近付く前に露光を終えたので時間はマチマチになった。RAWデータの時点で明暗、色調、コントラストを補正、川岸のゴミなども取り除く。
RAW現像後”SiriusComp”で合成、全体の明暗を整えノイズを除去するが、撮影時にピントを明確に合わせられなかったのが残念。蛍撮影はセオリー通り明るい内から準備をするのが正解だ。


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