南会津郡南会津町 たかつえそば畑+etc

八月最初に梅雨が明けたもののずっと天気が悪い。暫く只見線の撮影が続き、そろそろ朝ないし夕景をと思うのだが、雨や曇りの日が続き気温が低い。そんな訳で昨日は先週の会津西方駅の撮り直しで出掛けるが、その前に大沼郡金山町大字大志字掛橋の大志集落の霧の状態を見に行く。

雨足が残り且つ湿度があって適度に川霧が立ってはいるが、第四橋梁付近は皆無で今日も駄目かと思いきや、集落に近付くに連れ良い感じになっていた。


夢...のようなもの ①」~ F8・SS1/80・ISO200 ~


夢...のようなもの ②」~ F8・SS1/80・ISO200 ~


個人的にこれ程の立ち具合は一昨年以来となり、状況としては集落と横並びの山々はその姿を残すといった景観ながら、時として完全にホワイトアウトとなる。イメージとして集落がややぼんやりしたタイミングを撮る。


①②とも特に変わったことはしてないが、川霧はWBの設定がモノをいいます。見た目の色彩であれば5800k周辺、朝の感じを表現するのであれば5000k周辺といったところか。今回は撮影時の5800kをレタッチの際に5000kに変更、尚且つ色調を整えそれに伴いコントラストをやや+補正する。


大志集落の撮影後、目的である大沼郡三島町大字名入字根岸居平の会津西方駅へ戻る。先週同様、車両が来るまでは曇り空のフラットな光で適度に霧が立って良いのだが、通過時に太陽が顔を出し逆光でギラギラした画になってしまう。


「残 夏」~ F8・SS1/500・ISO200 ~


西方駅着07:25の423D、今回は立ち位置を変えてみたがどうしても雑草の存在及び色合いが目立ってしまう。更に先に書いたように逆光によりコントラストが強く、少々迷ったのだがモノクロを選択した。


明暗やコントラストを部分毎に調整。後で気付いたのだが、もっと右寄りにフレーミングし寺の存在を強調した方が良かったかも知れない。また車両は近付く前の位置の画像をupしたが、二週続けても思ったような内容にならず秋になったらまたtryしたい。


先週の会津越川駅に続き、大沼郡金山町大字横田字松ノ木平の会津横田駅を撮影した。その際に触れた2011/07の新潟・福島豪雨により、只見川の各橋梁は壊れたままになっている。画像は会津横田駅近くの第七只見川橋梁。


あしたぼくはどこかへいきたい op.2」~ F10・SS1/125・ISO200 ~


先週の「あしたぼくはどこかへいきたい」と同じコンセプトからなり、そのop.2且つモノクロの表現になる。同様にND400などを使い長露光撮影を行いたいが、次第に広がる雨雲には流れや表情がなく通常露出で撮影。


撮影時よりモノクロを選択、コントラスト及び明暗の調整を行う。時期的に夏草が蔓延りレールの存在が見えないのが難点、この先の会津大塩駅では枯れたアジサイがあり、もうちょっと早い時期に訪れれば良かったと思う。


ちょっと早いかもと思いつつ、南会津郡南会津町高杖原のたかつえそば畑まで足を伸ばす。途中、道端のソバはまだまだの状態だが、着いてみれば東側(画像上)は種蒔きが早いのか七分咲きといった塩梅で、 西側(画像下)を含め来週辺りは見頃かも知れない。


秋 霖」~ F8・SS1/160・ISO200 ~


広いソバ畑は何かしらの自然現象がないと面白くない。今にも降りそうな曇天模様に当初はND400を使用し長露光撮影を行っていたが、背景の山々に棚引く雲の表情はイマイチであった。次第にドシャ降りとなり車に退避、一時間経っても止む様子がなければ帰るつもりでいたところ、40分過ぎた辺りで小降りとなった。


山々に流れ行く雲の表情がとても良く、明るめの露出で撮影。止まぬ雨がソフトフィルターとなり、色彩及びソバや白樺の表情がとても優しい。レタッチはソバの色合いを抑えた程度となり、一瞬の自然の色彩美は素晴らしかった。


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