久慈郡大子町 奥久慈茶の里+etc

台風がやって来そうな三連休、私は雨が降り出す前の16日土曜だけが休みなので、何気に見たくなった久慈郡大子町袋田の袋田の滝へ行ってみる。

気付けば四年ぶりの訪問、セコイ話しだが08:00前の入場は無料なので毎回そうしている。当然ながらエレベータを使用する第二観瀑台には行けないが、個人的に第二観瀑台からの眺めはあまり好みではない。

下流への流れが少なく懸念した通り水量は通常の1/3程度だった。取り合えず広角レンズを持参したので撮るには撮ったに留まり、日を改めてまた来てみたい。

続いて「04/05」以来になる常陸大宮市岩崎の道の駅”常陸大宮~かわプラザ~”へ向かう。此処は整備された竹林があり、今頃はどんなものかと行ってみたのだが、手入れがされており雑草は少ないものの色合いや景観は芳しくない。加えてやぶ蚊の襲来で長居できず、従って04/05に撮影したものをupする。


まほろば」~ F8・SS1/125・ISO200・C-PL ~


まほろばとは「素晴らしい場所」「住みやすい場所」といった意味となり、私の知る限り福島県内に整備された竹林は見当たらず、此処では「素晴らしい場所」ということになる。


春の陽射しは柔らかくて良いです。竹林や歩道に強烈に主張する色合いもなく、穏やかな光景をずっと眺めていたような気持ちになった。レタッチはそんな色合いの彩度を-補正、日当り部分の明るさを補正し、全体的にコントラストを調整した。
上部の白い空が気になりそれが今までupしなかった理由だが、彩度を控えめにしたことで解消されたように思う。


この日は袋田の滝のほか特に何処を撮るといった予定がなかったが、道の駅で久慈郡大子町大字左貫の彼岸花の情報を得た。因みに左貫は奥久慈茶の産地で此処を通り栃木に抜けたことがある。

県道205号線沿い、ないし横道に入った田んぼの脇々に咲いている。地元の方曰く今年は雨が多かったのか開花が早かったようで、既に色褪せた花も見受けられる。それにしても茶畑と彼岸花のコラボは初めて見ました。

さて彼岸花の撮影、実は苦手であります。というのもS字に並ぶような動きのある形状なら良いのだが、一直線に並んだ形状はどう捉えて良いものか毎度悩む。左貫の彼岸花は直線または随所に植えられた形状が多く、従って反するように部分的に捉えてみた。


」~ F8・SS1/320・ISO200 ~


偉そうなことを言わせて貰えば、数多く並んだ彼岸花の中から自分也にフォトジェニックな一部分を見つけました。畦道に無造作に置かれたハゼの杭、そして稲穂と彼岸花からなる構成は他に何も要らないと感じた。レタッチは稲穂の色合いをやや+補正、雑草の緑を抑える。彼岸花に関しての補正はない。


帰りは唐突に国道289号線でいわき市へ向かう。台風による暗雲を長露光で捉えようという計画だが、いわき市平薄磯字小塚の塩屋崎灯台へ着いた頃には表情のない雲へと変化してしまい、夜の撮影へと切り替える。時折り砂浜を歩く人達がいるが、歌の通り誰もいない海の季節になってきた。


わたしは夜に海をみる op.6」~ F8・SS555.7・ISO200 ~


人の手によって作られ、今は既に朽ちた防波堤を取り込んだ”わたしは夜に海をみる”の六作目、六作目とはいえ失敗作が多くupした画像は二点だけだったりする。この位置での長露光撮影は初めてとなり、右側からやって来る小名浜港を出港した船舶は灯台から次第に外洋へと舵を取り、光跡がどんどん小さくなってしまうことに気付く。暗い中でのピントや構図の変更は面倒、且つ難しいので小さい光を追うことにする。


露出は約九分、真っ暗であればISOを上げるが、灯台の光が海面を照らすのでイチかバチかISO200で撮影。WBは撮影時4200k、レタッチで更なる青さ表現のため3600kに変更、同時に色合いを整え、長露光によるノイズを除去する。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。