謹賀新年

旧年中の御芳情に深謝致しますと共に
本年も引き続き御愛顧賜りますよう
宜しくお願い申し上げます


昨年はあまり良い年ではなかった。というのも一昨年暮れから親戚や義母、そして仕事に関わる人達が亡くなり今もその影響が続いている。従って二年に渡り正月を迎えられない状態となっている次第だが、新たな年は何かしらの変革を期待したい。


その変革という程のものではないが、年の初めにあって色々と思いを馳せる。併しながら
何時の間にかそれらは忘れ去られ、何ら変わりの無い一年を送ってしまう。


話しは飛ぶが伊達政宗の遺訓に下記のようなものがある。


仁に過れば弱くなる
義に過れば固くなる
禮に過れば諂となる
智に過れば虚となる
信に過れば損をする


要訳すれば人を思いやる気持ちが強くなると意見も言えなくなる。正道ばかり強調すると頑固になる。礼も過ぎれば無礼になる。弁が立つ人は人を騙そうとする。 信用し過ぎると裏切られる。


つまり何事も程々にということだが、出来もしない新年の抱負や指標を抱くより、変革も含め何が起きるか分からない時世にあって、臨機応変に対応できる環境を整えておくことが最優先と云えるかも知れないなぁ。