喜多方市慶徳町 新宮熊野神社+etc

10日(土)、早朝より喜多方市慶徳町新宮字熊野の新宮熊野神社へ撮影に行く。到着したのは06:00、まだ暗い境内はひっそりとしている。目的が長床のイチョウだが、周囲のイチョウは散り始めているものの、御神木はまだ六部の色付きといった感じだった。

此処に来るのは二年ぶりとなるが、二年前は時既に遅しで毎回調度しない。混み合う観光地の撮影は早朝に限るというか、車を直ぐ近くまで乗り入れることが可能だし、入場料や拝観料の必要がない‥と、とてもセコイ話しのようだが、人並みを避け自由に撮影出来る一番の方法でもある。

この日の朝は曇り。普段から紅葉撮影は曇りが良いと言いながら、建物が絡めば話しは別だ。というのも例えば屋根やイチョウの上部をフレーミングすれば必ず空が入る。その際に流れる雲でもあればベストだが曇天模様では画にならない。


加えて六部の色付きでもあり、色付きのある下部をメインに画作りする。併しイチョウに近付かないように設置された鎖の囲い、これを省く構図がなかなか見当たらない。


空間と構成 ①」~ F8・SS1/4・ISO200 ~


空間と構成 ②」~ F8・SS1/10・ISO200 ~


①はよく見る定番だが、イチョウのライトアップではなく自然光で撮りたかった。輝度差のある撮影であり、後のレタッチを想定し露出を決める。現像は輝度差の調整、イチョウの色合い補正、湾曲補正など。


②は先に書いた鎖の囲いを省き、色付きのあるイチョウを選んだ構図。①同様イチョウの色合い補正、そして長床の明暗補正を行う。


長床撮影後、天候次第では帰宅し家の近くの紅葉を撮る予定もあったが、薄っすらとした曇り空に只見線周辺の撮影を行うことに決めた。まずは河沼郡柳津町大字細八字大巻の国道252号線沿いに”モーテルアンズ”があり、その向かいの農道から撮影。


この界隈の只見線沿線には柿の木が多々あり、凡その構想やポイントを決めておいた。車両の通過を待ってると雨がポツリポツリ、そして撮影終了と共に本格的に降り出した。


晩秋紀行」~ F8・SS1/200・ISO800 ~


車両は会津柳津駅07:57発の上り424D。次の会津坂本駅発が08:02なので撮影地の通過は08:01くらいになるだろうか。何の変哲もない光景にピントを何処に置くか迷う。結果的に左端の柿の実に合わせたのだが、車両に合わせた方が良かったのかも知れない。


柿の実や背景の樹木の色合いを補正、曇天模様による暗さを補正の他、全体的にコントラストをやや-補正する。


柳津町から大沼郡金山町に向うと降り出した雨で霧が立っている。その光景に金山町大字大栗山字雨沼の霧幻峡に寄るが、霧は消え始めていた。上画像の先は今年も立ち入り禁止となり、霧幻峡は長い冬の始まりとなったようだ。更に金山町大字太郎布の太郎布高原も周る。今となっては枯れ野となった高原にはススキがなびいていた。


早戸郷」~ F8・SS1/200・ISO800 ~


早三橋から撮影。降ったり止んだりの雨に手持ち撮影。毎回構図に悩む立ち位置なのだが、欲張らず右岸のみをフレーミングする。タイトルは霧幻峡が良いのかもだが、川霧ではないので敢えて「早戸郷」にした。紅葉の色合い、岩のコントラスト補正、明度を段階的に下に向って+補正。


秋雨烟ル」~ F5.6・SS1/400・ISO400 ~


荒涼と化した太郎布高原の一角にススキの原っぱを見つける。落葉した白樺と遠くの山々に間も無くやって来る冬の気配を感じる。烟る雨が自然のソフトフィルターとなり、更に開け気味の絞りで撮影、絵画のような雰囲気をイメージする。ススキの色合いが強いためススキのみ彩度を-補正、他はほぼ撮って出しの内容。


次にここ数日通っている大沼郡金山町大字水沼字沢東の第四只見川橋梁俯瞰ポイントへ向う。土日は二両編成なのだが車両はいつもの12:31頃通過の上り428D。取り合えず撮ってはみたが曇天模様の色具合がどうも芳しくなかった。

第四橋梁より先日見て回った河沼郡柳津町大字柳津字上村甲の橋梁へ向う。この時間になると次第に雨が上がり、遠くには青空が見え出した。とはいえ完全に晴れてしまうと撮影にはならずだが、車両通過時は程よい青空と雲の背景となった。


晩秋紀行 op.2」~ F8・SS1/320・ISO500 ~


車両は会津柳津駅14:07発の下り430D、通過は14:09頃。空の面積が多過ぎといった感じもあるが、次回はその辺りを念頭に置きたい。手前と背景に輝度差がある景観になり、撮影時よりやや暗めに撮って後に手前の明度を+補正する方法を選ぶ。他は草紅葉の色合いを補正、車両の色合いや明暗の補正は行っていない。


此処での撮影後は帰るつもりであったが、三両編成の430D(三両のまま会津川口駅から折り返し)と回復しつつある空模様に再び第四橋梁に戻る。そして現場に立てば空は昼の撮影時より明るく色合いは冴え見通しも良かった。


深秋ノ候 ①」~ F8・SS1/200・ISO800 ~


深秋ノ候 ②」~ F8・SS1/200・ISO800 ~


この日二回目の第四橋梁俯瞰だが、川面には波が立たず橋梁は元より紅葉までくっきる写る水鏡はそうない。今回はカメラを右に振った②もupする。この立ち位置からの撮影は陽射しが大きく影響する。晴れると左の山々は日陰となり露出によっては暗くなる。その反面、陽が当たる車両は白トビ‥これが何度も通うことになる理由のひとつ。


現像はオレンジの紅葉、杉の木の色合いを補正、枯れ木の明るさ補正、加えて全体的にコントラスをやや+補正し明瞭度を調整する。


さてこの日は撮影枚数がかなり多くなりました。朝一の新宮熊野神社では約二時間の滞在となり、その他は晴れたり曇ったりと露出合わせでシャッターを切ることが多く、それで枚数が尚のこと増えた。そして気付けばC-PLなどのフィルターを一切装着しない撮影となった訳だが、それだけ光の具合的には良好な一日だったのかも知れない。


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