山背吹く梅雨兆しの只見線・・・前編
01(日)、晴れれば久しぶりに海へ行こうと計画していたが、御多分に洩れず週末の度に天候が芳しくなく奥会津に向かうことにした。それにしてもGW以降の週末はずっとこんな空模様が続き、既に梅雨入りしたかのような塩梅だ。今回の撮影記は前編と後編の二部になる。

気温が低いので川霧のことは頭になかったが、柳津町から三島町の途中では薄っすらと立っており、取り合えず会津川口駅まで足を延ばし各撮影地を見て周る。川霧が立っているとは云え直ぐにでも消えそうな状況であり、その中でも一番濃かった大沼郡三島町大字西方字居平からの第一只見川橋梁で始発便を撮ることにした。

「緑雨滴ル」~ F8・SS1/160・ISO500・2 Composite Photo ~
車両は06:05頃通過の上り422D。通過前の川霧は程よい状況であったが、次第に流れて薄くなって行く。従って事前に数枚撮った中から一枚を選び合成する。
第一只見川橋梁の撮影ポイントは数々あるが、私的に此処から眺める景観が一番好きだ。背景に聳え立つ山々の姿は良い意味での圧迫感があり、季節毎に変わり行く色彩の妙が何とも素晴らしい。また以前も書いたが422Dを撮る際に聞こえる鳥の囀り然り、06:00の三島町の広報無線による時報に続き近くの寺の鐘が耳に届けば、やがて踏切の警報音が鳴り間もなく峡谷にジョイント音が響き渡る至福のひと時だ。

続いては大沼郡金山町大字横田字山根まで行き、第七只見川橋梁を背景に置いた田園を撮る。天候は青空の中に小雨が降ったりと全く安定しない。それでも風が吹かず田んぼの写り込みはとても綺麗だった。

「手を振れば汽笛応える只見線」~ F10・SS1/320・ISO400 ~
車両は07:39頃通過の上り426D。此処も定期的に撮っている場所だが、長閑な景観が何とも云えず惹き付けられる。多くの方は第七只見川橋梁の正面付近から撮るのだが、私的にその構成を撮るのは秋の紅葉時くらいだったりする。↓動画ではその正面から撮っている方々が手を振り、それに応えるかのように汽笛が鳴る様子が記録されている。


前編の最後は大沼郡金山町大字越川字道長の二荒神社境内からの撮影。この神社は会津越川駅向かいの山中にある。この区間をキハ40が運行していた頃、下画像の線路沿いでは稲作を行っていたが、現在では休耕田になっているようだ。

「夏の朝の静かには」~ F10・SS1/250・ISO400 ~
車両は08:32頃通過の下り423D。田んぼだった頃のイメージのまま訪れたので、現状は至極残念だった。更には車両下部を隠す線路沿いの雑草の存在がとても悩ましい。併しながら日曜の朝、ひっそりと静まる集落の目を覚ますかのように何度も警笛を鳴らし、木立の中からゆっくりと現れる国鉄色車両の姿は如何にもその存在を知らせているかの如しだった。
以上で前編の撮影を終え、桐の花の状況確認で金山町へ向かう。
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