東白川郡矢祭町 戸津辺のサクラ+etc

07日(日)、福島県の中通りで逸早く満開となる、東白川郡矢祭町大字中石井字戸津辺の戸津辺のサクラを撮りに行く。目覚ましを03:30にセットしたところ一時間も早く目が覚めてしまいかなり早めに到着、それでも駐車場には数台が停まっていた。

戸津辺のサクラの東側は山林となり、日の出時間を過ぎてもなかなか陽が射さない。多数のカメラマンが陽射しを待つ中、次第に薄い雲がかかってしまった。併しその前に西の空は雲焼けとなり、その景観を活用しシャッターを切る。


空はけふ桜色らし」~ F10・SS1/15・ISO200・C-PL ~


桜の全体像は背景に何かがないと記録写真のようになってしまうが、今回は先述した雲焼けが桜の色とマッチし良い雰囲気となったように思う。朝の日陰なので明度、色調、コントラストなどの補正を適所に行う。


気が付くと上部の枝々はおそらく病気なのだろう、花の勢いが無い。田村市船引町の小沢の桜のように、切断などにならなければ良いのだが‥。


桜撮影の後、花々の間から覗く水郡線の撮影に切り替える。画像は前後するが、これは磐城石井駅07:20発、下り325D。色々と立ち位置を探ったのだが、イマイチ良いポイントが見付からず仕舞いとなってしまった。


春朝紀行」~ F5.6・SS1/400・ISO640 ~


磐城石井駅06:07発、下り323D。桜撮影途中の通過となり、急遽レンズを交換し手持ち撮影。従ってISO感度が高くなっている。「戸津辺のサクラ」同様、朝の撮影なので明度や色調を補正する。


戸津辺のサクラ撮影後は特に行き先を決めておらず、取り合えず矢祭山公園に行ってみればソメイヨシノはまだまだツボミの状態だ。上画像は矢祭山駅07:46発の上り320D。そんな訳でここまで来たなら大洗町に行ってしまおうと足を伸ばす。

茨城との県境、国道349号線沿いを走行中、ふと目を惹く光景に車を停める。いつも通って眺めているのだが桜の花の有無で景観は一変する。


隠 春」~ F10・SS1/160・ISO200 ~


桜の上部には電線があり、それを考慮し立ち位置と構図を決める。状況からカラーかモノクロかを悩み両者の撮影を行う。というのもカラーとモノクロは露出が異なるからだが、結果的にモノクロを選択。現像はコントラストと明暗の補正を部位毎に行う。


東茨城郡大洗町磯浜町の神磯鳥居。茨城に入ると次第に桜の花々が目に入るようになる。そして神磯鳥居は相変わらずの人出で賑わっていた。満潮が17:30頃、その時間を待ち撮影を始めたが、この日は穏やかでイメージする高波が寄せることは無かった。


「ひたひたと春の潮打つ鳥居かな」~ F10・SS6・ISO200・C-PL+ND100


二時間ほど岩場に立ち波を待つも思う波は来ない。途中、多くの人からどんな写真を撮っているのですかと訊ねられモニターを覗いてもらう。長露光撮影の形状なので皆さん凄いと驚くが、一眼を使う人からすれば特別なことではない。


そんな訳で苦肉の策で鳥居が立つ岩場に寄せる波、そして手前の岩場に寄せる波を別々に撮影しカメラ内でRAW合成を行った。


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