南会津郡南会津町 たかつえそば畑

25日(日)、南会津郡南会津町高杖原のたかつえそば畑へ行く。いつもは雨模様の日に動きのある雲狙いであったのだが、今回は02:40出発の朝景目的だ。併しながら結論から先に書くと期待する朝焼けにはならず、加えてもう一時間早く出発・到着しないと黎明時のタイミングは逃してしまうようだ。 

そば畑への小路には車が停まっており、その先は車両進入禁止となっていた。何かしらのトラブルなどがあったのか仔細は不明ながら、下画像の奥にあった駐車場は数年前よりそば畑に変わりつつあり、おそらくその辺りが理由かも知れない。それにしても早朝の撮影は始めてなのだが既に多くのカメラマンが居り、他県Noの車が多かったように思う。

朝霧は適度に立つのだが、背景の空や雲の形状がイマイチといった景観に折角のその朝霧を上手く活用できない。おそらく視点を変えれば良いのだろうが、何とかの一つ覚えのように決まった構図で撮ってしまうクセを直したいものだ。


新 涼 ①」~ F8・SS1/160・ISO200 ~


新 涼 ②」~ F8・SS1/125・ISO200 ~


①はこのそば畑の中で一番好みの空間に存在する白樺。先述したようにいつもは雨模様の中、背景の山々にかかる雲の動きを長露光で撮っていたが、今回は通常の露出で撮影。現像は敢えてモノクロとし、コントラストを+補正、山霧の存在・白さを強調してみた。


②、日の出の頃、多くの方は東側を向いてカメラをセットしているが、私は広大なそば畑の中にポツンと存在する反対側の一角に目を惹かれた。もうちょっと画角を広げたいところなのだが、右奥には停められた車、左側は雑草と景観をギリギリに切り取る。


こちらは高杖スキー場に向う途中、東側からの眺め。この景観は朝夕などの斜光線がないと活かし切れないというのか、日中の撮影は単調になってしまうかも知れない(←技量のない個人的意見)。


天地始粛」~ F10・SS1/100・ISO200・HALF ND8 ~


雲間から射す陽光がそば畑をスポット的に照らす。そのタイミングに合わせ撮影した中から一枚を選んだ。現像で上下の明度を-補正、これにより背景の空に残る赤味が更に強調された。そばの花の彩度を-補正し白さを強調することもあるが、今回の各画像は何れもその補正を行っていない。


さてタイトルにあるように肌寒い朝でした。車内の外気温計や路上の温度計は16℃から18℃。撮影中はTシャツの上に薄いジャンバーを着ていてもやや寒く感じる。太陽が登ると次第に暑くなってくるのだが、盛夏とは異なる湿度の低さは清々しく視覚のみならず聴覚・触覚・嗅覚で秋の到来を感じることが出来た。


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