大沼郡会津美里町 根岸駅周辺

16日(金)、先週の霧幻峡に続き早朝より大沼郡金山町へ向かう。まだ夜明け前だというのに、会津若松市内や国道252号線の道路に設置された温度計は28℃前後を表示していた。目的は大志集落なのだが只見川各所に川霧の発生は全くない。湿度は十分ながら昼夜の温度差がなく、且つ台風が近づき風が吹いていることが原因だと思う。

そんな訳で早々に金山町を退去し大沼郡会津美里町の田園地帯に舵を取る。線路沿いの住所は大沼郡会津美里町米田字上谷地乙になるのだろうか、この一帯は被写体が少なくなる冬季、雪原を行く只見線を撮る場所だ。


画面左、400m先には根岸駅がある。会津の米は早稲種と聞くが、色付き始めた稲は徐々に頭を垂れる。そして田の草取りなどなど農家の方々は早朝よりお疲れ様です。


秋に成る朝 (一雨毎ニ秋ニナルノダ、と人は云ふ)」~ F8・SS1/200・ISO500 ~


車両は根岸駅06:24発の下り423D。台風の影響か背景の空には動きのある雲が浮かんでいたが、車両通過の頃には流れてしまい空の面積を少なめにフレーミングする。手前側の稲との距離差があり、敢えて線路にピントを置き奥行き感のある画作りをする。


タイトルに秋と銘打ってみたが、台風による温風が吹きつけ暑いです。残暑が暫く続くようだが、それでも季節は秋に向かって色彩を変えているようだ。


続いて大沼郡会津美里町米田字新田屋敷乙の桧ノ目踏切り周辺に移動。根岸駅06:53発上り422Dを撮るが、車両の進行方向(先頭車両のヘッドライト点灯の有無)、ないしタイミングが合わず次便を待つ。


夏過ケル」~ F10・SS1/320・ISO500 ~


こちらは根岸駅08:07発下り425D。この頃になると雨が降り出し更に背景の雲は薄くなってしまった。表情のない空をフレーミングすることは避けたいが、構成上やむなし‥いや、車両にもっと寄れば省けたかも知れないなどなど、毎度のように後悔先に立たず。


現像は「秋に成る朝」も同様、稲の色合いと背景の山々の明暗を調整。湿度が高く肉眼でははっきりしない景観ながら、風がある為か適度な朝の湿潤感になったように思う。


この画像は425Dから約30分後の根岸駅08:35発上り424D。根岸駅を発しこちらに向かって来る。雨が強くなり更にこの日は望遠を持ち合わせておらず、次回への布石です。


さて根岸駅周辺にはコンビニがなくご存知のように本数が少ない只見線撮影、その間のトイレをどうするか、私は雀林にある法用寺駐車場のトイレを利用しています。数年前に新しくなり綺麗で快適、且つ夜中は分からないが早朝より利用可能だ。


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