相馬郡新地町 白幡のいちょう+etc

01日(日)、師走の恒例となっている相馬郡新地町駒ヶ嶺字白薄、白幡のいちょうへ行く。その前に夜明けの海撮影ということで相馬市尾浜字松川、鵜ノ尾埼灯台に寄る。

数日前ほどの寒さではないものの、厚いジャンバーを着込み海風を受けると何故か写真を撮っているなぁ‥と、いった感覚になる。併しながら久しぶりの長露光による波の撮影は
以前の感覚が戻らない。特に夏の間只見線など各種フィルターを使わない撮影が続き、どうも勝手が掴めない。


朝凪ノ刻」~ F8・SS1/1.3・ISO200・C-PL+ND100 ~


色々試しながら個人的には引き波の様子が好みだったことを思い出すが、タイミングが合わずなかなか思うような画にならない。


「縷々たるもの」~ F8・SS1/50・ISO200・HALF ND8 ~


砂浜の奥にずっとある流木。これを主題に撮れないものかと思案する。引いたり寄ったりと色々と構図を模索する中、二人のサーファーが海の方へ歩いて行った。これを見逃さず構図に撮り込んでみる。


背景との輝度差調整でHALF NDを手持ちで使用。朽木とその周辺の明度を調整、更に流木の質感を考慮したコントラストと色合いの著性を行う。


鵜の尾埼灯台より車で10分程の白幡のいちょう。昨年枝打ちが行われかなりすっきりした景観になっている。昨年も同じく12/01に訪れ色付き具合がちょうど良かったのだが、今年はやや遅れ気味でありながら色付く前に霜が降って落葉したようだ。


いつものように左後部から撮るが、そんなこんなで今年はその構図の良さが全くない。従ってイチョウの周辺を歩きポイントを見出す。

毎度気になるのはこの案内板。いつ建てられたものかは不明だが伊達政宗との縁が記載されており、その伊達氏と相馬氏が争ったのは1560年頃。当時このイチョウが植えられたものだとすれば樹齢は既に450年を過ぎ、案内板に書かれた240年を優に上回る。


遍 照」~ F13・SS1/1250・ISO200 ~


先に書いたような葉々の状態であり、それらを極力省いて作画する。逆光撮影なので影となるイチョウの幹や周囲の明度を補正、発生するフレアを可能な範囲で消去する。光芒を捉える目的で個人的には絞った方ではあるが、その様はイマイチか。因みにタイトルは「あまねくてらす」という意味。


...の存在」~ F8・SS1/320・ISO400 ~


凍える日陰の落ち葉を撮ってみる。普段はあまり撮ることのない内容ながら霜と落ち葉、そして緑葉の色合いに目が惹かれた。それらの様子を撮るために通常の絞りでしっかりと撮影、画像上下などのボケを極力抑える。


コントラスト及び葉々の色合いを補正。枝々や葉先に立った霜の明度を+補正し寒々しさを強調してみた。


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