豊間の海に光跡追う

25日(土)、毎度の被写体を求め午後からいわき市に向かう。まずはいわき市平豊間字塩場でいつも船舶の光跡撮影を行う。最近はupしても削除の繰り返しでなかなか思うように行かず、加えて夜の撮影は時間的に難しくなり慎重に撮りたいところだ。

17:20頃に到着し準備を始めるが、構図が決まらない内に暗くなってしまった。それでも数枚撮りながらフレーミングを行うも、イメージする船舶が現れない。上画像の撮影時間は20:30頃、潮が引き始め船舶は数隻交差し賑やかになってしまう。


わたしは夜に海をみる op.11」~ F8・SS244.6・ISO200 ~


撮影は約三時間強を要し、結局は最初の一時間過ぎた頃に撮ったものをupする。先にイメージする船舶と記したが、それはなるべく近くを航行する大きめの船で数は一隻が良い。現像は光跡の赤と青を強調、全体のノイズ除去を行い色合いと明暗を補正する。


何度も同じ構図で撮影しているが、潮の満ち引きや空気感、そして何より航行する船舶によって内容が異なり、今回が満足行くものになったか否かは定かではなく、時過ぎて再び削除となるかも知れない。併しまたこの場所に立つということは間違いなく言える


それにしても冬の海岸に長い時間立っていると足腰は冷え、車の中で暖を取りながらいわき市小名浜字渚の工業地帯へ向かう。ここでも毎度の工場夜景を撮るが、例年だと春先まで内部メンテナンスなのか長期稼働していない。その際は撮影を諦めるが、この日は稼働はしていたものの排煙の量は少なかった、


「月に憑かれたピエロ」~ F11・SS20・ISO200・2 Composite Photo ~


今回は三日月の合成を念頭に撮影。その三日月を背景の何処に置くかで焦点距離やフレーミングを考慮する。またややアンダー露出によるイメージなので、対向車がなく手前の車線を一台のみが通過する光跡を待つ。


光芒を意識しやや絞り、加えて車の通過に合わせたSSを選択。冬は空気が澄むのか画像が鮮明で刺々しく見えてしまい、全体に若干のボカシ加工を施す。


撮影後いわき市小名浜字栄町の小名浜漁港に寄る。この日は多くの漁船が停泊しており賑やかな夜だった。埠頭を回り眺めてみるが寒い中に長時間居た疲れに加え、朝早く起きる生活パターンに夜は眠くて仕方なく、撮るという意欲やイメージが失せ帰路に着く。


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