小雨降り、川霧立つ奥会津

26日(日)、小雨模様の奥会津、朝からカッパを着込んで撮影するも、湿度が高くカッパ内は蒸れ蒸れで既に雨に濡れたような状態だった。

先週に続き始発の422Dを撮るべく大沼郡金山町大字水沼字沢東の第四只見川橋梁俯瞰ポイントへ行くが、ホワイトアウトになりそうな気配に上画像の大沼郡三島町大字早戸の早戸俯瞰ポイントへ急遽向かう。併しながら機材を準備する迄は良かったが、車両通過時にはホワイトアウトなり撃沈、次便まで下画像、金山町大字大栗山字雨沼の霧幻峡へ行く。


私雨の景」~ F8・SS1/60・ISO250 ~


先月中旬に撮った際は水量があり手前の雑草や下段の桟橋は隠れていた。その頃再開に向け準備中であったが、この日霧幻峡の渡しは運行されていなかったようだ。舟には観光客が座る椅子やスクリューが設置されているのに、静まり返る寂しさを感じる景観だった。


霧幻峡から金山町大字水沼字沢東の第四只見川橋梁俯瞰ポイントへ戻る。始発便に比べホワイトアウトとなる確率は少なくなるが、思い描くような内容はなかなか難しい。


けふの朝」~ F8・SS1/200・ISO200 ~


車両は先週と同様07:17頃通過の上り424D。雨と霧で先週の画像とは色調が全く異なるが、始発便通過時よりは明るいのでISO感度を上げることなく撮影できる。画像右下から山霧が流れており、橋梁は車両通過後直ぐに隠れてしまい間一髪といったところだった。


続いて上画像、金山町大字川口字中山のかねやまふれあい広場へ行く。此処では大志集落と只見線を毎週撮影していたが陽射しがあって毎回ボツ。併し今回は小雨模様のフラットな光具合だったので難なく撮影できた。車両は08:02頃通過の下り423D。


下画像は先週逆光で撮影できなかった金山町大字大志字古屋敷、大志集落西側俯瞰ポイントにて423Dの折り返しとなる08:44頃通過の上り426Dを撮る。


奥会津紀行 ①」~ F10・SS1/160・ISO320 ~


奥会津紀行 ②」~ F10・SS1/160・ISO250 ~


①のかねやまふれあい広場へは早朝様子見に行ったのだが、既に多数の三脚が立っていた。長梅雨で川霧の発生率が高く、私のように日曜だけの訪問でも毎回幻想的な光景が広がり、今年は当たり年ともいえる。併し何と表現してよいのか、霧の密度というか圧のようなものが足りず、例えばこの画像では下り便でないと先頭車両のヘッドライトをカメラに収めることが出来ず、その下り始発便が通過する頃には大分薄くなっている。


②は縦横迷ったが、背景の山々に掛かる霧と集落を縦構図でフレーミングしてみた。先述したように朝の二便目までは陽が射さないが、それ以降は逆光となり午後の便ないし天候の悪い日を選ぶ。秋になれば周囲の田んぼが色付き、その頃にまた訪れてみたい。


モウスグハヤト」~ F10・SS1/160・ISO250 ~


帰路、ホワイトアウトとなった大沼郡三島町大字早戸の早戸俯瞰ポイントへ再度回る。霧はほぼ消えてしまったが、午前中最後の便となる09:19頃通過の425Dに間に合いそうなので撮影を行う。因みに奥の赤い橋は早戸温泉郷から霧幻峡並びに沼沢湖へ続く早三橋。


新緑ないし紅葉時、線路側を主にし橋を撮り込むことはなかったが、今回は敢えての試み。下り列車なので進行方向は奥になり、橋を撮り込むことでタイトルが成り立つようになる‥と、勝手に思い付くが、小雨模様のフラットな光加減のお陰で撮ることが出来たようなもので、ピーカンであれば輝度差とギラツキで画にならないかも知れない。


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