久しぶりの滝谷川橋梁

23日(金)、暑くなりました。前回も書いたように、こう暑くて天候が良いと只見川の川霧発生は期待度が下がります。立ったとしてもそれは梅雨時のように山霧も伴う景観とは異なる。何れにせよこの日は川霧ではなく、新たな撮影ポイントを探す目的だったが、結局辿り着くこと出来ず断念、河沼郡柳津町大字郷戸字居平丁の滝谷川橋梁で撮影を行った。

上画像は滝谷駅内から眺める橋梁。一般的には県道32号線から撮るようになり、一昨年だったか景観を阻んでいた木々が伐採され、下画像白丸部のお立ち台まで設置された。

併しそのお立ち台からの構図は個人的に好みではないため、橋梁をやや斜めに見る立ち位置とする。容赦ない陽射しにあちこちに入道雲がモクモクと形成され、橋梁上部に夏を感じさせるその雲と青空を配置するが、車両通過間近となって陽射しは陰り、急遽県道沿いの桜葉で曇りとなった空を隠すフレーミングとした。


夏盛ル」~ F10・SS1/200・ISO200 ~


車両は13:13頃通過の上り428D。滝谷駅が13:11発なので少々遅れが生じていた。当然のことながら新緑時の色と異なり山々はダークグリーン一色となり、正しく盛夏といった景観だ。この滝谷川橋梁、何故だか撮影回数がとても少なく、今ほどの新緑や紅葉の季節に撮った記憶が無い。というのも毎度国道252号線をそのまま奥会津方面に向かってしまうからだが、次季節は脳裏に留めておきたい。


所で昔々SLが走行していた頃、橋梁奥の山間から撮っている画像を見掛ける。一旦川に降りそれから山を登るのだろうか。そして当時の駅内の画像にはホーム向かいにも建物があり、その周辺も開けていたようだ。そもそも滝谷駅には貨物用引き込み線が現存し、以前は賑やかな交換駅だったと聞く。更には駅を出ると温泉案内所があったりと、現在とは異なる様相だったと思われる。


草いきれ霞む鉄路の音重し」~ F10・SS1/200・ISO200 ~


何度も書くが暑いので帰路に付くもその途中、河沼郡柳津町大字細八字大巻甲の第2旧柳津街道踏切近くで今ほど撮った428Dに追い付く。通過は13:26頃。三脚をセットする時間はないので手持ち撮影となった。


中望遠による撮影はタイトル通り草いきれで霞みがかったような描写になる。普段は行わないが、今回は急遽カメラ構えたので余裕を持って画角を決めることが出来ず、上下及び左側をトリミングする。


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