中秋の名月と彼岸花

21日(火)、中秋の名月、今年は八年ぶりの満月だとか。という訳で毎秋撮っている福島市飯野町明治字石塚の彼岸花のとのコラボが頭に浮かぶ。此処は県道307号福島飯野線沿いとなり、おそらく近くの東光寺に由縁がある墓石だと思う。

今年の彼岸花の開花は早く、家周辺では既に退色が始まっている。併しこの撮影地では夏過ぎに一旦全ての草刈りが行われ、それからの成長なので10月になって見頃を迎えることもある。従って他では退色しても此処ではまだ満開にはなっていない。


Harvest Moon」~ F8・SS30・ISO200・2 Composite Photo ~


18:30頃に彼岸花の景色を撮影し帰宅、上空に昇った月を自宅で撮影する。彼岸花と月の画像各々に補正を行い、「比較明合成フリーソフト SiriusComp」を用いて合成する。更に合成後細かい部分の修正を行う。尚、露出データは元画像のもの。


昔から彼岸花は田んぼの畦道や墓地で咲く。それは人の手によって植えられ彼岸花の持つ有毒物質によりネズミ、モグラ、昆虫など水田を荒らす動物を避ける。墓地では虫除け及び土葬後、死体が動物によって荒されるのを防ぐと云われるように、特に彼岸花の私的イメージはお墓に咲く不気味な花。死人花という別称もあるように、写真を撮る際もそのイメージは頭から離れない。


そんな理由もあって近付いて撮ることって滅多にない。線が細いので群生を撮ると団子のようになってしまうし、尚のこと風景として捉えてしまう。今回は中秋の名月ということでそんなイメージはやや後退したかも知れない。所でHarvest Moonといえば在り来たりで申し訳ないが↓動画です。


Let's go out and feel the night. (行こう外へ そして感じようこの夜を)


歌詞の一節にあるように、夜が気持ち良い季節。人によっては色々と募る思いもあるだろうなぁ‥と、募る思いさえ思い出せない爺がぼやく w


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