只見線、眩い陽射しの中を行く

10日(日)、先週、朝焼けを撮ろうと向かった大沼郡三島町大字名入字上居平の第二只見川橋梁だが、残念ながら山霧に覆われてしまい今週もそのリベンジに出向く。

到着すれば霧はなく、見通しは良いものの雲は現れず朝焼けにはならない。取り敢えず撮るには撮ったが残念な結果となる。車両は06:06頃通過の上り422D。

そしてまた先週同様に会津盆地方面へ向かう。その時は大沼郡会津美里町米田伍姓部で第二橋梁で撮った422Dを待つも霧で視界不良であったが、今回は晴れ渡り06:54頃通過の同車両を撮ることが出来た。因みに矢印部は根岸駅。


刈田行ク」~ F14・SS1/400・ISO200 ~


画像左側には雲の上にちょっとだけ山頂をのぞかせる磐梯山、そして眩いばかりの陽射しの中を只見線が走る。撮影は太陽の光芒目的で絞ってみたがさして効果はなかった。HALF NDを試しに装着するとフレアが大量発生、従って装着はせず暗めに撮って後の補正を念頭に露出を決める。現像時コントラストを高めると太陽周辺が更に眩しくなり、これはこれで良いかとその周辺の明度を下げる。逆光なのでフレアや変色が生じそれらの除去及び補正する。


次の撮影場所を探す。稲刈りは2/3程が終わってはいるものの、線路沿いの稲ワラ干しの景色は「刈田行く」周辺で見られるだけだった。上画像は河沼郡会津坂下町大字大沖字砂子田の沖第一踏切、この辺りの稲刈りはまだ進んでおらず、08:17頃通過の下り425Dを待つ。


秋の消息」~ F10・SS1/500・ISO200 ~


赤味が残る東空の色調、及び影となる車両の明度を+補正する。稲は重くなり首を垂れる。サマオクの実家が農家なので数度手伝ったことがあるが、昔の稲刈りはこうなると厄介なものだった。そして束ねて一本掛けの杭にて天日干し。今は殆どがコンバインによる刈り入れと乾燥機の使用となり、そんな光景は珍しくなった。併し昔ながらの自然乾燥の米は美味い。大袈裟だが太陽の味がすると思うのは私だけだろうか。


この日は何処で撮影するかを決めておらず、沖第一踏切で上り便を待っても良いのだが、何気に大沼郡会津美里町立石田字下石田甲の新鶴駅へ向かう。駅のトイレ近くには銀杏の木があり徐々に色付くだろう。併しながら列車とはどうも上手い構成とはならず、ずっと撮影を見送ってきた。そうこうしている内に同駅08:28発の上り424Dが入線する。これは私だけがそう見えるのか、キハE120になってから若い車掌が多く、加えて女性車掌の存在もあり何故か賑やかになったように感じる。因みに乗降客は居なかったものの12人程が乗車していた。

最後は大沼郡会津美里町新沼尻にてススキとのコラボを試みるが、時期的にイマイチ早かったようだ。車両は10:11頃通過の上り426D。ネットなどで手前にある花などにピントを合わせ、列車をぼかした画像をよく見るが、私はほぼ列車にピントを合わせてしまう。要は主題がどれかということであり、今回はススキにピントを置けば、構図や陽射しの加減などなどあるにはあるが意図不明の内容となりました。


という訳で今回upする画像は二枚に留まる。内一枚のタイトルを「秋の消息」と記したように、10月とはいえ日が高くなると会津盆地は暑いです。車載外気温度計は25℃ながら、426Dを待つ間は背中が焼けるようだった。毎度書くようにこれが内陸盆地特融の気候なのか、風も吹かず独特の淀み・空気の重さを感ずる。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。