相馬郡新地町 白幡のいちょう

04日(土)、もしかしてもう遅いかもと‥と、思いながら相馬郡新地町駒ヶ嶺字白薄にある白幡のいちょうへ行く。因みに一昨年12/01に行った際は全て散った後だった。


その前に相馬市尾浜字松川のカゲスカ海岸で朝焼けをと寄ってみるが、数年来この海岸では天候に恵まれず、今回も取り敢えず撮ります状態となる。

この画像は日の出の凡そ30分前、これだけの雲に覆われれば朝焼けどころではない。それでも日の出まで粘ってみるも一向に雲行きは改善しなかった。

カゲスカ海岸での撮影を早々に切り上げ白幡のいちょうへ向かう。すると落葉には何とか間に合ったかその景観に安堵する。早々に此処に来る理由は後ほど。

以前は山のように鬱蒼としていたが、2017年に枝打ちされ今の姿になる。県内の名のあるイチョウの中では最後に色付き、私的にはその姿が野趣味とでも云うのか、県内のイチョウの中で一番好みだったりする。

併しながらその撮影はなかなか手強い。鳥居や社がある正面からだとどうも絵的に面白みがなく、いつも向かって左斜め後ろから撮ることが多い。画像右側には杉林があったのだが、昨年全て切り倒され隠れていた送電鉄塔が出現してしまった。


季冬ノ朝 ①」~ F10・SS1/160・ISO200 ~


季冬ノ朝 ②」~ F10・SS1/40・ISO200 ~


さて早々に此処に来る理由だが、左斜め後ろから撮るには朝陽=斜光線が必要ということだ。つまり横からの光がないと全体がくすんで全く映えない。カゲスカ海岸での厚雲に今年は期待出来ないかと半ば諦めていたのだが、待った甲斐があったというか30秒ほど光が射し込みました。撮影時間は②が先になり、この時はまだ光が届いていません。


このイチョウが落葉すれば尚のこと風は冷たくなり相双地区も冬を迎える。毎年同じ場所で同じ写真を撮ることを不可解に思う人も多数いるようだが、おそらくそれは撮るという行為に理解が無いのだろう。私は気に入った場所、構図は何度でも飽きるまで撮り続けたい。


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