再びの週末寒波と只見線

26日(日)、週末は再び寒波到来との天気予報であった。夜中に奥会津のライブカメラを見ればそれ程の積雪ではなく、そして只見線運転見合わせなどの案内も無く早々に出向く。


それでも金山町に向かうに連れ積雪量は増え、先週と同様に暗い内から除雪車が各所で作業を行っている。積雪量といっても最盛期とは異なり深くても30cm程だが、除雪が行われない山中へ向かうのは困難となった。

今の時期、暗くて走行する様は撮れない始発便だが、大沼郡三島町大字早戸字小沢巻の早戸駅にて、05:51発上り422Dの到着を待つ。撮影準備を終え、彼方に列車の灯りが見えると同時に上画像の早戸温泉郷トンネルから除雪車がやってきた。その除雪車は道路沿いに立つ私の近くの雪を寄せながら走り去り、寄せられた雪で三脚は傾き眼下を通り過ぎる列車の姿に気を揉みながら急遽設置し直す。


赤いランプの始列車」~ F8・SS1/1.3・ISO320・Luminous mode i-TTL-BL, 0 ~


そんなこんなで何とか三脚を修正しほぼ同じ構図に戻す。フラッシュを焚き降る雪を撮り込む予定であり、雪の降り方次第で数枚合成を考慮するが、風雪共に強く一回の撮影で何とかなった。併しその風によりブレ画像も多産しました。


タイトルはそうです、会津坂下町出身の春日八郎が只見線を題材にしたと云われる「赤いランプの終列車」をもじりました。始発便なので終列車とはいかず始列車としたものの、何と読めばよいのかは不明。見た方のイマジネーションにお任せします。


続いて7時台の列車を何処で撮るか、降雪により水沼橋からでさえ第四只見川橋梁が見えな状況に色々と思案。結果ここなら大丈夫だろうと大沼郡三島町大字宮下字田中の新宮下橋から見下ろす大谷川橋梁とした。


マタヒト頻リ雪ガ降ル ①」~ F8・SS1/125・ISO500 ~


マタヒト頻リ雪ガ降ル ②」~ F8・SS1/125・ISO640 ~


雪は止むことなく降り続き、止めば②の背景には雪が積もる杉林が現れ景観宜しです。因みに①と②は車両通過時刻が逆であり、①は07:37頃通過の上り424D、②は07:29頃通過の下り423Dとなる。画像左側は会津宮下駅、②423D到着後、①424Dが到着し先に出発する。


三島町を後にし河沼郡会津坂下町大字気多宮字沼尻の気タ官跨線橋へ周る。画像奥側は塔寺駅。積雪次第で跨線橋まで歩くようになるが、この日は車で行くことが可能だった。


凍 日」~ F10・SS1/250・ISO320 ~


車両は08:34頃通過の下り425D。何度も書くが雪は止まず凍えるような寒さです。そんな人里離れた杉林の中をやってくる姿を見ると、何か胸に迫るものを感じる。撮影準備中、一台の車がやってきた。同じく只見線の撮影目的だが、こんな雪の日に好きだなぁ‥と思いつつ、すっかり自分の置かれた状況、やってることを忘れております w


最後に午前中最後となる下り便を撮ろうと会津美里町へ向かうも、会津盆地も同じく降雪で先が見えない状態、よって撮らずに撤収とした。併しながらこの付近の積雪は5cm程で交通に難は無いものの、風が強く寒さがいっそう厳しく感じられた。


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