雑木に遮られつつある桜峠

23日(土)、夕暮れ時、耶麻郡北塩原村大字大塩字桜峠へ向かいました。今年から車一台につき500円の協力金を集めるようだが、300円が妥当じゃないか‥と、私的に思う。実際のところ夕方に着いたので徴収する担当者は既に見当たらなかった。

夕方の斜光線、ないし夕景目的でカメラマンが数人陣取ってます。私はこの数年撮っていない夕景目的です。桜峠と云えば西側からの俯瞰だが、年々足元の雑木が伸び写真的に構図が難しくなっており、この日もガッカリする声が聞こえてきます。

夕景は二段目から撮るのがベストポジションであったものの、この辺りも雑木に阻まれています。加えて昨年だったか右奥の一帯が造成され、今後新たに桜が植えられるのかもだが、現在のところその様子が景観を損なう一因にもなっている。


繰り返す季節を見送る黄昏 ①」~ F16・SS1/20・ISO200 ~


繰り返す季節を見送る黄昏 ②」~ F10・SS1.6・ISO200 ~


以上のことから雑木を避けるとどうしても構図が限られてしまいます。それでも何とか立ち位置を模索し撮ったのだが、イマイチ感濃厚の内容となりました。当初はHALF NDなどを使用するも、結局フィルター類は未装着となった。撮影時刻は①18:13、②18:36。


①は絞りを変え光芒を演出してみるも、結果的にあまり効果がなかったというか、逆に精彩感が損なわれてしまったように思う。Nikon機なのでアクティブD-ライティングをより強めに設定済みではあるが、現像時の暗部調整は必要不可欠のシチュエーションです。


②は夕刻時の青さを残してみました。定番のフレーミングだが、このように足元の雑木が大々的に入り込んでしまいます。裏磐梯のような国立公園は勝手に伐採や剪定が出来ないと聞いたことがあるけど、数年前の息を呑むような桜峠の美しさが阻まれつつあるように感じます。


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