郡山市熱海町 ”麺屋 正遊”
二年ぶりの”麺屋 正遊”。ラーメン自体を外で食べるのが久しぶりであり期待は高まります。その二年前の春先に店舗改装が行われ、改装後からは三度目の訪問です。
開店前に一番乗りしました。列は成さなかったもの変わらぬ人気ぶりで、平日ながら開店と同時に駐車場は一杯になりました。因みに休日に同店前を通るとかなり混雑しております。
価格は昨今の諸事情に伴い二年前と同じとは行かず値上がりになっており、その内容は手打ち中華そば700円→750円、ワンタン麺880円→920円、チャーシュー麺940円→1.000円といったところです。
茶と白をベースに清潔感に溢れる内装。客席はテーブル四人席×三卓、小上がり四人席×三卓、カウンター五席。改装前のトイレは外のみであったが、現在は店内にもあります。
チャーシュー麺 大盛 @1.170円
今回も迷わずチャーシュー麺を注文。ビジュアルは暖簾分けされた白河市”とらや食堂”を踏襲し、薄っすらと脂が浮かぶ黄金色スープが如何にも美味そうな気配を漂わせます。
まずはそのスープを一口、とても優しく鶏の風味が口内に広がる。ガツンと来る味覚は皆無なのだがこれは無化調故の味で、後からジワッと美味さが身体に沁みてきます。言い換えると濃い味に慣れていると最初は物足りなく感じるかも知れないが、以前と変わらぬ風味はとても安心できる一杯です。
チャーシューはモモとバラ、そしてカブリからなり、燻した香りと噛めば染み出す脂の相乗効果は矢張り素晴らしい。以前はちょっと薄味かなと思ったこともあったが、適度な味の染み具合いと変わらぬ肉々しさが美味かった。
もしかすると”正遊”の麺は白河ラーメン特有のピロピロ感はないのかも知れない。併しながら固くもなく柔らかくもなく、噛み応えがちょうど良くズルズルと喉元を過ぎて行きます。気になるのはその麺の量。大盛にしてもイマイチ満腹感がないのは私だけだろうか‥。
一杯のラーメンと”正”面から向かい合い
”遊”のこころとまごころ込めて
明日へ繋がる元気になる一杯を
以上、店名である”正遊”の由来です。
郡山市熱海町高玉字二渡69-1 火曜定休