雪景色の滝谷川橋梁、エラー発生で撮れません

27日(金)、午後の只見線撮影で柳津町へ行きました。朝の時点では小出駅付近の積雪により運休及び遅れが生じているとのことだったが、それらは早めに解消された模様です。

まずは河沼郡柳津町大字郷戸字居平丁の滝谷川橋梁に向かいます。気温が低く昼を過ぎても杉林の雪は落ちずに良い景観を保っています。車両は13:07頃通過の上り428D。通過間際まで特に問題は無かったのだが、いざ通過時に不具合が発生しシャッターが押せません。エラーメッセージはCd/[Err]、書き込み不可によりカードを交換といった内容だが、おそらく寒さが原因の一つだとは思うが、カードの抜き差しとバッテリーを一旦外して改善されました。


もしかするとカードの寿命や結露が原因かと思うが一便無駄にしました。この構図はどうしても此方に向かう状態を撮りたいので、気を取り直し約三時間後の430Dを待つことにします。


その間、河沼郡柳津町大字小椿字下平甲にて14:08頃通過の下り427Dを撮ります。此処は只見川を挟んだ北側になります。画像の番号は下記のようになり只見線は矢印部です。


①柳津町役場、②柳津町B&G海洋センター、③飯谷大橋

④瑞光寺橋、⑤柳津観洸船発着場


③飯谷大橋の先は郷戸駅、柳津ダム方面となり只見川沿いは特に急峻な様相となります。④瑞光寺橋の右後ろはつきみが丘町民センターです。こうして見ると柳津町の中心部は河岸段丘の平坦部に形成されていることが分かります。詳しくは「此方」をご覧下さい。


段丘のレールは遠く冬汽笛」~ F10・SS1/320・ISO320 ~


車両は14:08頃通過の小出行き下り427D。毎度のことながら此処では寄るか引くかフレーミングを迷います。この日は只見川の写り込みを撮り込むことにしたが、そうなれば当然列車は小さくなる。そんな訳で後に列車を中心にトリミングしてみたがどうもピンと来ません。


そんな訳で撮ったままの画角でupするけれど、矢張りファインダー越しの光景がその時に脳内で惹かれた構図とでも云うのか、結局はそれが一番良いのかも知れません。


427D撮影後、まだまだ時間はあるが滝谷川橋梁に戻ります。すると撮影地の近くで雪掻きをする老婦人が居りました。どうやら屋根から滑り落ちた雪で玄関が埋まってしまったようですが、時間はたっぷりあるので手伝うことにしました。


凡そ45分ほどで作業を終え甘酒とお菓子を頂戴しました。聞けばこの辺りも老人の一人暮らしが多く特に冬は難儀しているようです。などと話している内に隣家の老父がディサービスから帰ってきた模様です。送迎の女性スタッフが「ストーブと電気毛布のスイッチを入れてくよ」と、老父に話し掛けていたが何というか他人事じゃないような心境です。


山眠ル橋梁ガタゴト単車両」~ F9・SS1/320・ISO800 ~


さてさて今度は無事撮れました。車両は小出駅発16:13頃通過の上り430D。この時間になっても杉林の雪が落ちておらずラッキーでした。更にやって来た列車はキハ40の東北色にペイントされたキハ110の一両編成です。2020年の春以降、この車体色を再び見ることができとても感慨深かったです。そして只見線はこの東北色が一番だと思います。


帰路の途中、会津坂本駅手前でこの列車と並走しました、キハ110の東北色は正面から見るとキハ20のようにクラシカルです。前回も書いたように現在の車両はキハE120とキハ110に加え、E120の国鉄色と110の東北色が各一両です。撮る側としてはどの列車がやって来るのか期待感が高まるが、可能なら全車両国鉄及び東北色にして欲しいと思ったりする。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。