二本松市根崎 ”麺屋しん蔵”

二本松市本町の”若武者”で店長を務めた店主が同市内根崎にオープンした”麺屋しん蔵”。先月初旬に食べた際、新しいラーメン(黒醤油)があったのでそれを目的に行きました。

店舗前に車は停められないと思った方が良いです。拠って直ぐ近くにある二ヶ所の駐車場を利用するようになります。開店を待っていると奥さんと若い男子が暖簾を掲げました。どうやら本日大将は留守のようです。

さてお目当ての”黒醤油”がお休みとのことで残念でした。所でこの記事を書きながらふと気付いたのですが、初訪問となった昨年の九月以来価格が上がっていません。食品が頻繁に値上がりとなっている昨今にあって。これは素晴らしいことだと思います。

明るく綺麗な店内はテーブル四~五人席×二卓、小上がり四~五人席×二卓、カウンター四席。大将の趣味だろうか、片隅に置かれたフィギュアやポスターに目が行きますが、このフィギュアが無くなればカウンター席がひとつ増えます w

田舎の醤油 @800円


という訳で今回も”田舎の醤油”です。着丼したビジュアルは大きなチャーシューにコリコリとした食感の穂先メンマ、そしてカイワレ大根と麩などです。丼が小さいので量は然程ではないが、丁寧に作られた一杯といった内容です。スープを一口啜れば凝縮された節系の風味が口内に広がり、その後から芳醇な旨味とコクが喉元を通り過ぎます。

替玉 @200円


刻みネギが良い感じです。麺にはタレがかかっており、丼に投入してもスープが薄くなることはなく濃度に変わりはありません。

替玉を頼んだ理由は何より美味いからです。太さがマチマチの平打ち縮れ麺は噛み応えがよく、スープを絡んで箸が止まりません。従ってこの店では大盛りではなく替玉を注文した方が幸せになれます。今回はやや柔らかめで頼みましたが、個人的には更に美味かったです。


次回訪問の際は”黒醤油”が復活していることを祈りつつ、”蔵人のみそ”のようにレギュラー落ちすることもあり果たしてどうなるか。もしかすると新たなラーメンが誕生しているかも知れないなどなど、個人的にも推しラーメン店の中の一軒です。


二本松市根崎1-46 水曜定休