皐月野水・・・午後の部

M.Hermitage

25日(土)、午後の部。奥会津は今にも降り出しそうな厚雲が覆われ、相変わらず風は冷たい。各撮影ポイントを見て周ると概ね田植えは済んでいたようだった。

まずは午前の部で記した只見線満喫号の撮影予定地である会津郡只見町大字蒲生字五礼に立つ。国道252号線の八木沢スノーシェッド上が只見線になり、他には十島周辺や蒲生川橋梁を考えたのだが今後のロケハンを兼ねて当地に決めた。


深緑や近く遠くに青嵐」~ F8・SS1/500・ISO500 ~


車両は12:55頃通過の上り9430D。引いた画角は空も撮り込むようになり、従ってその表情や形状が重要となる構成だ。その空がグレーないし青一色では如何ともし難いが、今回は何とかなりそうな空模様だったと思う。


紅葉そして積雪時の景観も良いかも知れないが、果たして冬季は此処に来れるのか否か不明。併し薄っすらと積もった状態の時など、タイミングが合えば是非とも撮ってみたい。


続いて大沼郡金山町大字横田字上山根の山中踏切へ向かう。会津横田駅と第七只見川橋梁の間となるこの一帯は、私的に原風景を思わせる場所だ。この頃になると厚雲は流れ再び太陽が顔を出し気温は上昇、併し風は相変わらず治まらずに吹いている。


風光ル」~ F10・SS1/500・ISO 160・2 Composite Photo ~


最初は第七只見川橋梁方面を向いての撮影。車両は15:02頃通過の上り430D。午前中の高田カーブでの件もあり、当初から良い写り込みを合成する目的で早めからスタンバイする。無風だと美しい水面も風が吹けば乱れに乱れ、この構図を撮影する意味が無くなってしまう。


自然相手の撮影は思うように行かない。特に鉄道風景の場合は車両通過時の景観が全てであり、通過前後の佳景は意味を成さない。その一例になるのか↓動画でご覧頂けるように、右側橋梁通過中と車両が近付くまでの短時間で生じる写り込みの変化は実に厄介だ。


続いて会津横田駅川を向き15:56頃通過の下り427Dを撮る。線路から離れた位置に立ったのだが、これは洞察不足というか考察不足というか取り敢えず撮った感が強い内容となる。

日が短い冬季は427Dを撮ると終わりだがこの季節は次便もOKだ。とはいえ気温が下がり湿度も低く空には一つの雲もない。こうなると夕焼けは難しいのだが、それでもこの日の日没と通過時間がリンクする大沼郡金山町大字西谷字入岩の第五只見川橋梁へ向かう。


夜がそろりと下りてくる op.2」~ F7.1・SS1/100・ISO800 ~


車両は上りの終列車となる18:49頃通過の434D。今回はいつもの橋梁をサイドから撮るポイントではなく、南側の山々や家並みを撮り込むポイントに立つ。それにより夕焼けは無理でも赤味が残る空に期待といった考えだが、その色合いは少々補正する。


眼下を過ぎる車両内は照明で明るく多数の乗客が確認できた。そんな様子に皆さんは何処に行ってきたのかな、そして何処に行くのかな、今日一日良い時間が過ごせたかな‥と、問い掛けるような心境になった。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。