HAKUBA ”WPC WIDE C-PL”

風景写真撮影に欠かせないC-PLフィルターだが、レンズが広角になると四隅にケラレが生じてくる。個人的にC-PLにNDなどのフィルターを重ねる撮り方が多く尚のこと気になる。例えばKenkoには薄型のC-PLフィルターが各種あるものの、結構なお値段でなかなか手が出ない。


そこで他社に薄型のフィルターはないかと物色していると、ハクバにタイトルのフィルターがありました。価格はAmazonで77mm径が5.370円とリーズナブルであるが、まずは使えるか否かを試すべくヤフオクで新同品を半値で落札してみた。

上画像はC-PLに厚みのあるフィルターを重ねた状態。レンズキャップの装着は可能であるが、薄い回転枠は通常の使い方であっても回し辛く重ねたフィルターの着脱は面倒だ。


更に薄さ故に回転枠に社名や製品名が印刷されておらず、効果の度合い=回転枠の角度を外部から目視で確認することが出来ない。つまり明暗変化のないフィルターであれば問題ないが、ND400などの暗いフィルターを重ねる際に動いてしまうと厄介なことになる。


実用性は12mm広角でケラレの発生はなく、ND400を重ねると下画像のようになる。

一般的な厚さのC-PLであればケラレはこんなものでは済まないが、歪み補正を行いスポット修正などで除去すれば気にならないレベルになりその効果は大きい。但しそれらは光の進入角度次第で多少の違いが起きるだろう。


実際の撮影では矢張り使い辛いということが最大の問題であるが、ケラレを発生させないことが一番の目的であり慣れるしかないと思う。また使われる素材ないしコーティング剤の問題なのか、細かい埃が付着し易いように感じる。


さて話は変わり、今の季節はファインダーやレンズなどが直ぐにくもる。様々なくもり止めが販売されている中、手軽で安価なものを見つけた。

ソフト99の製品で”くり返し使えるメガネのくもり止めクロス”という商品。クロスは三枚入っており値段は350円前後。眼鏡用なのだが理屈的にはカメラ用と同様、簡易的にシリコンをコーティングする方式なのだろう。


早速ファインダーとコンデジのレンズで試してみれば確かにくもりません。一度拭いて効果がどれだけ持続するか、またレンズに使って画質の劣化があるのか否かは不明であるが、先のコンデジに於いては画質の劣化は見られなかった。