奥会津、立秋の情景・・・午前の部

M.Hermitage

11日(日)、今回の撮影記は午前と午後の二部になる。立秋と聞いてこの数日の朝夕は幾分涼しいような気もするが、まだまだ厳しい残暑が続くのだろう。この日も02:30起きで奥会津に向かうが、外に出ると涼しさと湿度の低さに川霧は期待できない時候だった。


気付けばだいぶ日が短くなってきた。奥会津への途中、柳津町の瑞光寺橋や檜原スノーシェッド手前付近で川霧の様子を車窓から眺める。それはいつも04:10頃なのだが、この日は暗くて川面の様子が分からず、一ヶ月前と比べて約30分ほど日の出が遅くなっている。

川霧は所々で立ってはいるが特に撮るほどのことではなく、始発便をどうするかあちこち周ってみる。この画像はフェアリーロードで沼沢湖へ向かう途中から中川集落を見下ろすポイント。ポイントとは云えそれは以前のことで、現在は白丸部の板落踏切など雑草や樹木に遮られてしまい、私的に好きな景観だったのに残念でならない。

そんなこんなで始発便は大沼郡金山町大字中川字中町で撮ることにした。以前は定期的に撮っていた場所だがおそらく一月以来となる。尚、写り込む足元の雑草は刈り取った。


「暮夏の情景」~ F10・SS1/200・ISO640 ~


車両は05:38頃通過の上り422D。先述したようにこの時間帯は気温も湿度も低く、大変に爽快な空気感の中で撮影できた。この日は意図せず朝から田んぼと只見線の撮影となった一日だが、この季節は緑田が頗る美しく朝の涼やかさと相俟って奥会津の初秋気配を体現した。


続いて先週は時間消化で撮った、大沼郡金山町大字水沼字田下モからの細越拱橋俯瞰ポイントへ向かう。朝から曇りとの天気予報で来てみたのだが、先週と同様に陽光が射し込んでいた。それでも時間が列車三本分早く、何とかならぬものかと準備を始める。


「霞 峡」~ F10・SS1/320・ISO200 ~


車両は07:23頃通過の上り424D。↓動画でご覧頂けるように陽光と靄で全く見通しが利かない。AFは効かず、かといってMFも合っているのか否かさっぱり分からない。そんな塩梅に致し方なく拱橋左手前の木々にピントを合わせる。先週より三本分早い撮影時間が功を奏したのか、極端な色かぶりは生じず車両周辺のコントラストや全体の明暗などを調整してみた。


30分程で07:50頃通過の下り423Dがやって来る。従って移動せずに同ポイントから下大牧集落を撮るが、輝度差や川面の色合いが芳しくないなど今回のupは見送る。因みにこの撮影ポイントは、細越拱橋や下大牧集落を見下ろす立ち位置が間を置いて三ヶ所ほどある。

大沼郡金山町大字横田字山根へ移動、画像の山中踏切で今程の423Dを待つ。この踏切は最近の撮影記で度々書いている熊野神社の大権現清水がある場所だが、キンキンに冷えた湧き水を飲みながら此処を起点に午前午後の撮影を行った。

車両は08:40頃通過。内容的に悪くはないが手前側と車両フロントに生じる影が気になる。従ってこの画像のupは見送り午後の427Dにて再トライする。影が生じるということは陽射しがあって気温も上がってきた。それでも接近する台風の影響か風が涼しく暑さを忘れる。

午前中最後は田んぼ側から只見線満喫号を撮る。実は曇りの天気予報にこの場所にて満喫号を撮ることにしていた。そんな願いが通じたのか次第に雲が現れ尚のこと涼風が吹き始めた。


時風至」~ F10・SS1/500・ISO400 ~


車両は11:51頃通過の下り9425D。タイトルの時風(ときつかぜ)とは季節や時刻に合わせて吹く風。またベストなタイミングで吹く風を指すが、正しくその名の通りに暑気が一掃され此処でも初秋の風を感じ初秋の情景を見た。もし先月からの酷暑が続いているようなら、先週と同様に朝の撮影を終え早々と退散していたかも知れない。


午後からはまず只見駅で折り返すこの只見線満喫号を撮るのだが、この時点では何処で撮るかはまだ明確に決まっていなかった。三連車両なのでそれに見合う橋梁も良いかもだが、紅葉時なら兎も角この時期の昼下がりの景観はちょっと避けたいところだ。


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