尾花沢市大字銀山新畑 銀山温泉

一月最後の日曜、雪の情景を撮ろうと尾花沢市大字銀山新畑「銀山温泉」へ向かう。本当は先週、そして30日の土曜に行く予定であったのだが天候が悪くこの日になった。

気になる道路上の雪の状態は国道13号線栗子峠を含め一部道路が濡れている状態であるが、尾花沢市に近付くに連れ道路脇の積雪量が一気に変わり、銀山温泉周辺は尚のことその様相が強くなる。併しながら山間にある温泉街の積雪量は思った程ではなかった。この時期困るのが一般駐車場の除雪が行われておらず、駐車場所を探すのがとても厄介だ。

今回は家人を伴ったので、まずは”「伊豆の華」で甘酒やぜんざいなどを飲食しながら落ち着く。店内の先客もそうであったが、今日は家族連れやカップルなどなど台湾からの観光客が多い。聴けば泊まりは仙台なのだが銀山温泉も観光ルートの一つになっているようだ。余談だが同じ民族でありながら煩い中国人と違って台湾人は静かで良いです。

家人はその後、三つある共同浴場の一つ「しろがね湯」へ行くが、私は日中の入浴が苦手なので周辺をブラブラ。灯りが点る頃、一段と観光客が増え始める。そして今日はカメラマンも多く矢張り雪景色目的なのだろう。


その雪景色、先月の初めに積雪を念頭に置いた構図の確認の為に訪れていたのだが、先に書いたように積雪が少ない上に天気予報に反し雪が降り出して来た。

夕刻は宿泊客や観光客の流れが絶えず、それでも構図内から人が消えるタイミングを待ちながら撮影を続けるが、降りしきる雪がレンズフードの中に溜まるような状況となり、更には全体的に解像度が劣る画像となってしまった。


帰路、雪は尾花沢市から村山市~東根市周辺で降り止む。他は所々降ったり止んだりで道路が乾いている箇所もあるが、栗子峠が近付くと強く降っており、峠は圧雪状態で車速が上がると横滑りを起こす状態だった。因みに福島県に入った途端、それらはまるで別世界のように穏やかな夜となっていた。


雪灯ル頃~ F8・SS4・ISO200 ~


強い風雪によりレンズフード内には雪が溜まり、レンズやカメラはビショビショ。よって長い時間の撮影は出来なかったのだが、先月訪れた際に雪景色の凡その立ち位置や構図などの構想は出来ておりその点はスムーズに進んだ。


毎度のことだが、構図内に観光客や宿泊客の姿が消える一瞬を待っての撮影を繰り返す。露出設定はオーソドックスな夜景の数値。レタッチは撮影時のWB5000kから後に5600kに変更。細かい降雪で解像度が劣る画像のためコントラストをややプラスに補正、その補正に合わせ明るさと色調を補正した。また撮影時は常にカメラ内及び外部水準器で水平を取っているのだが、そのままだとガス灯が傾いているので真っ直ぐになるように修正する。結果的には思った以上に積雪が少なく、機会があれば再チャレンジしたいところだ。


・・・2021/12/15 追記・・・
撮影及び現像から五年が過ぎ、今になってみるとプリントした写真が色褪せてしまったかのように見える。従って再現像再upとなった次第だが、時々以前のデータを見ているとこれは再現像かな‥と、いった気持ちになり、時間を見つけては行いたいと思う。


さて以前は雪景色を撮りに通った銀山温泉だが、最後は既に三年前となる。その際は左奥の旅館が休館となっていて寂しい眺めだった。また銀山温泉といえばガス燈、併しこれが時折り切れていることがあり、積雪の具合ともども運次第だったりする。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。