春は何処ぞの旅人や...
23日(日)、前日の天気予報では晴れとのことに、相馬市岩子字長谷地の岩子漁港を訪れてみたが、予報に反し冴えない曇り空だった。この日は沖合いに出る釣り人も多く、ちょっと話し込んでいる内に明るくなり完全に時を逃してしまい、夜明けの時間が想像以上に早くなってきたことを改めて知る。


こんな状況なので撮っても致し方なく、直ぐ近くの下画像、相馬市岩子字宝迫の文字島へ向かえば、曇り空ながら上空には太陽の赤味が射し込んでおり画作りしてみる。因みに左側が文字島、右側が沖賀島だが、昔々地元の人に聞いた話しでは、二つ合わせて文字島とのことだが果たして何れが正解なのかは分からない。

「春暁に染まる静寂」~ F10・SS1/80・ISO100
灯台がまだ稼働しており、その光が写り込むタイミングを計っての撮影、且つ暗めの露出と補正を行う。何度も書いているが潟湖である松川浦では波の音が聞こえず、そして水面は穏やかであり、私的にこの静かな環境が好みで飽くことなく通ってしまう。

当日は相馬市からいわき市へ南下、そこから内陸に向かい磐越東線を撮る予定だった。その途中‥途中といっても相馬市を発して直ぐだが、何気に南相馬市鹿島区烏崎字牛島の烏崎海浜公園に寄ってみると、一頭の馬が浜辺をゆっくりと歩いていた。この海岸では相馬野馬追で活躍する馬の調練が行われている。昨年からだったか酷暑を避け五月下旬の開催になり、今頃からその調練が始まっているのかも知れない。

「浅春の海と相棒」~ F8・SS1/640・ISO400
先述したように冴えない空模様なので色合い的に面白くない。そして馬に動きもなくボツになりそうな内容ながら暫定的にupすることにした。どうしても浜辺を疾走する姿を撮りたいが、もしかするとそれらを終え整えている状態なのだろうか。祭典の前まで週末の朝はこのような景観を見れるチャンスが多くなると思うも、再びの撮影機会はあるか否か‥。
磐越東線の撮影は午後からなのでいわき市の各海岸を周り時を待つ。10:00頃になると車内の外気温度計は20℃を越え暑さを感じる陽気となる。併しながら午後になると風が強くなり、体感的にはやや寒さを覚えるような状況だった。

先々週訪れた際、いわき市小川町周辺の梅はまだ開いていなかったが、時が経ちそろそろ咲いているだろうと線路沿いの梅を探す。というより前々より凡その検討は付けており、まずはいわき市小川町塩田で撮ることにする。

「東線の春が目覚める op.1」~ F10・SS1/640・ISO200
車両は13:50頃通過の下り737D。時折り身体が飛ばされるような風が吹くも遅延はなかった。この辺りの県道41号小野四倉線は狭く車を停めるスペースがない。併しながら県道沿いにある空き地の持ち主にお願いし車を停めることが出来た。
初めての場所なので車両との間合いが見極められないが、只見線での線路沿いの撮影経験を活かし、画像のように線路の敷地内に入り込まないギリギリの立ち位置とした。


続いてはいわき市小川町上小川字牛小川、牛小川踏切周辺での撮影。向かい側を流れる夏井川には夏井川第二発電所があり、その作動音が聞こえてくる。03/01に撮った「草木萌動」では夏井川第一発電所が写っているが、夏井川やその水系には八ヶ所のダムがある。尚、車は踏切を渡って直ぐ左の空き地、ないし夏井川第二発電所東北電力の駐車スペースがある。

「東線の春が目覚める op.2」~ F10・SS1/500・ISO200
車両は14:35頃通過の上り732D。弧を描いて迫る車両の様子が見れるも、画像中央の杉の木などで隠れてしまうのが残念。いつもなら早春の荒れた野山はあまり撮らないが、構成と春光に惹かれ、且つ車両があって成り立つ景観だと思う。
さてこの車両、左側上部に何かがこびり付いているような、もしくはレンズに付着した異物かと目を凝らせば、どうやら塗装がハゲ落ち地肌が露出しているようだった。
それにしても春の光は美しく柔らかだ。特に半逆光の陽射しはファインダー越しでもワクワクするような描写となり、写真が上手くなったような錯覚を起こす。ところで今回の各画像のタイトルだが、なかなか思い浮かばずChat GPTに撮影シチュエーションなどと共に画像をup、幾つかの回答を元にそして参考に付けてみた。

話しは変わるが「03/01の撮影記」でも触れた川前駅。トイレの使用などで今回も寄ってみたところ、駅前の民家に老父がおり色々な話しを伺う。上画像は下り方面になるが、昔々赤丸部分には貯水タンクがあり、下りのSLに給水をしていたそうだ。
また撮影記にて予想したように引き込み線は上下線ともあり、当時は馬や薪木の積み込みがあったとのこと。また一つ上り側の江田駅では下り最終便が停まらず、乗客は汽車から飛び降りたらしい。登坂が続き速度が出なかったこともあるが、今風に言うなら不適切にもほどがある行為だ。尚、グーグルのストリートビューでは古い駅舎の画像のままで、赤字路線ながら駅舎を新造しトイレも増設した理由が分からないとのことだった。
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