奥会津の春は未だ遠く・・・午前の部
12日(土)、昨年の同日、会津美里町宮川橋梁の桜や周辺の菜の花は満開状態だったが、今年の桜は昨年より開花が一週間ほど遅く、会津方面はまだ咲いていないと知っていた。それでも菜の花は咲いているだろうと出掛けてみれば菜の花の菜の字も無く、風穴の中にでも立つような冷ややかさを感じた。今回の撮影記は午前と午後の二部になる。

そんな訳で朝の会津平での撮影は見送り、大沼郡三島町大字西方字居平の第一只見川橋梁へ向かってみる。山路は長靴に履き替えなくても早足なら埋もれることもなく、先々週に訪れた際に比べて積雪はだいぶ減っていた。

「冷々たる寂寥」~ F8・SS1/200・ISO400 ~
車両は06:05頃通過の上り422D。冬枯れの山々は矢張り素っ気ない。従って最初から橋梁に寄ったフレーミングにすることにしていた。風が無くそれ也に川面の写り込みが残る状態であり、今頃の只見川は寒さで水質が劣らないのか濃い緑色を保持している。いつものことだが立ち位置から橋梁までは距離があり、霞などで繊細感や描写力が劣るためにコントラストの調整は欠かせない。またカラーバランスや明暗を必要に応じて補正する。


続いて大沼郡三島町大字名入字根岸居平の会津西方駅へ向かう。この時期は雑草がなどが生えておらず立ち位置や視点も変わってくる。この画像の一帯も雑草などが蔓延ると線路さえ見えなくなってしまう。因みに会津西方駅を背にし向こう側は第二只見川橋梁。
下画像、撮り慣れた景観ではないので車両の間合いが分からない。拠って07:27頃通過の下り423Dで様子を見れば、左側の家屋を隠すことなく二連車両が収まるようだ。

「春は名のみの風の寒さよ op.2」~ F10・SS1/320・ISO250 ~
車両は07:39頃通過の上り424D。先月の中頃から早春賦と云うワードを使っているが、奥会津では未だにそのワードの季節感が続いている。画像では積雪があまり見受けられねいが山間にはまだまだ残っており、先述したように早朝は風穴や氷室の中のような空気感に、気付けばウグイスの鳴き声も聴こえてこない。

午前中の最後は大沼郡三島町大字名入にて撮影する。右側は宮下の街並み、矢印は宮下アーチ三兄(橋)弟の国道252号線バイパス新宮下橋。被写体の線路は丸印内になる。この場所は以前に何度か撮っていたのだが、枝木や雑草に阻まれ上手く行かなかった。併し「春は名のみの風の寒さよ op.2」と同様に今の季節ならでは撮れる景観かも知れない。

「早春賦 op.3」~ F10・SS1/400・ISO200 ~
車両は09:17頃通過の上り426D。凡そ10分前に通過する下り425Dを様子見してからの撮影。その間に陽が射し込み、春めかしい色合いとなった。実はこの景観、枝木や雑草に阻まれるだけではなく、車両に電線が重なるといった避け難い点がある。とはいえ今回は優しい陽射しのお陰かフォト蔵の大きな画像程度では目立たないようであり、私的には雪景色も撮ってみたい奥会津をイメージする景観のひとつだ。
さて只見線は現在も会津川口駅と大白川駅間の運転見合わせが続く。従って通常は単連での運行となる会津若松駅発下り始発便の423D、そして会津川口駅発上り二便目の424Dは充当運転により二連での運行になっている。
@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。