14/01 撮影記

●01日 東茨城郡大洗町 大洗海岸

山吹色の人々」~ F6.3・SS1/400・ISO400・C-PL ~


元日、家族と茨城の大洗海岸へ行く。満潮が15:00なのでその頃合いを見計らって家を出た。それにしても暖かい元日となり、大洗に近付くに連れ着ている物が徐々に少なくなって行く。撮影を始めれば陽射しが強く色調が芳しくない。更には満潮とはいえ穏やかな太平洋なので高波はそう寄せては来ず、暫し陽射しが陰るのを待っていると水平線が暖色に変わり始めプチ長露&多重露出で撮影を続行。


ということで今年は遠出の初撮影となった次第だが、大洗磯前神社は初詣の人出でごった返し、更には帰路である国道245号線沿いの虚空蔵尊付近では初詣渋滞に巻き込まれ、日の出の時間帯は尚更のことだと思うが、正月三ヶ日の大洗は避けた方が良いと学習した。


●04日 耶麻郡北塩原村

静 穏」~ F8・SS1/125・ISO200・C-PL ~


四日、裏磐梯方面へ出かけてみた。雪の撮影に関し個人的に気をつけるのは雪の質感であり、WBと露出補正の設定が重要だと思う。RAW撮りの場合WBは後に変更可能であるが、その場や意図する色調を残しておきたいためWBは直接ケルビン値を入力している。
通常は5000~5200k周辺を使い、天候に寄るが水流や雪は5500~5800k前後を使うことが多い。因みに5500~5800kはカメラ的に曇天、晴天日影と云われる値になる。露出補正は通常-0.3~-0.7であるが、雪景色は反対に+0.3~+0.7辺りとする。


五番目の季節」~ F6.3・SS1/200・ISO200・C-PL ~


細野へ車を向けたが降雪と霧で5m前方も見えない状況であった。もしかすると雪山で遭難するとはこんな感じかなと想像するが、前後左右そして距離感まで分からなくなり途中で引き返す。


●18日 いわき市小名浜

月夜に於いて」~ F8・SS Various・ISO200・Double Exposure ~


五日以降休みがなく、且つ寒くてなかなかカメラに触れることが無かったが、18日の土曜の夕方よりいわきに出かけた。翌日の日曜も仕事なので長居はせず薄磯と小名浜の二箇所を周る。薄磯では塩屋崎灯台に夜景を絡めようと試みるが到着時間が遅く完全に暗くなってしまい断念、海岸と星空などを撮ってみるにどうも上手く行かない。
小名浜ではいつもの構図で工場を撮るのだが左奥に煌々と月があり、工場と月を一度に収められず二重露出を行う。更には露光間ズームも重ねた多重露出も試みる。


下の動画は約一年前の薄磯海岸。景観は今も変わりはないが、各工事の現場事務所があちこちに立ち徐々に復興が進んでいるように感じる。


以上のように今月は撮影の機会が少なく、反対に色々と写真に関し考えることが多かった。考えといっても素人が思いつく内容なので大した話じゃないけれど、行き着くところ写真は感性だと改めて思う。露出や設定などはその感性の具現化の一環であり、具現化の道具であるカメラを直感的に体の一部のように操作する必要がある。つまり一台のカメラを使いこなすことが重要であり、余談だが諸先輩方のブログなどを見るに、カメラの保有台数と写真の上手さは決して比例しているようには見えないことが多々ある。


加えて適正露出及び構図で撮られた写真が如何につまらないことか。折角一眼という感性を具現化する道具を持つならば人と異なるものを撮らなくては意味が無く、個人的には明るければ暗く、暗ければ明るくといった脱適正露出で撮ることが多い。更に自分のイメージに合った光彩や明暗を求め、同じ場所に飽きもせず何度も通う。現場ではファインダーを直ぐに覗くことはせず、風や光、そして音や匂いを五感で受け止め通う度に新たな発見を導く。


撮影に於いて露出の確認の為にシャッターを切ることがあるが、撮影枚数はそれほど多くはない。理由はシャッターを切る度に集中力が枯渇してくるからであり、カッコよくいえば一枚入魂といった感じだが、月初めの記事でも書いたように取り合えず撮って来ました的な写真を多数並べるブログを目にするに、その思惑は様々だと思うが他人の子供の運動会のDVDを永遠に見せられるように苦痛であり退屈である。つまり撮る際も撮った後もベストな一枚を選択出来る目を養いたいと常日頃から思う。


最後に最終的な写真の評価は自分自身だということだ。撮った直後は当然良く見えるものであるが、果たして一週間後、更には半年一年経ってもその評価は変わらないか否か。つまり時間の経過と共に駄作というか陳腐に見える写真の多いこと多いこと。従ってどんなに苦労をして撮った写真であっても出来が悪ければ、後々削除するのであればブログにupしないように心掛けている。とはいえ削除することが多いのも事実だが、先程のベストな一枚を選ぶ眼力がまだまだ足りないようだ。


などと素人が勝って気侭にツラツラと思うところをほざいてみたが、こういったことを考えずにファインダーを覗くことが出来れば果たしてどんな写真が撮れるのか、それはそれでとても興味があったりする。



@タイトル付きの画像はMain Blogをご覧下さい。


風に語りて - Talk to the Wind -