田村郡小野町 東堂山満福寺+etc

17日(土)、毎秋撮影を行っている田村郡小野町大字小戸神字日向の東堂山満福寺へ行く。曇りなので適した空模様ではあるが、用事があって到着したのは09:00頃だった。未だ早朝に来たことがなく、状況によっては朝霧などが立つのか否か‥。

住職は常駐しておらず普段は人気がないが、この時期は訪れる人が多い。また七五三や結婚式の前撮りというのか、それらの撮影を行っていることもある。奥の観音堂脇には羅漢像が並ぶが、それらは冬の被写体が少ないときに撮影予定。

満福寺の石段は一段一段が高く、思った以上に足腰にきます。特に鐘楼へ登る石段は尚のこと段差が大きい。画像の仁王門を潜ると鐘楼が見える。

撮影はお決まりの石段下から見上げる鐘楼。帰宅後に気付いたのだが、白丸部にあった毘沙門堂が無くなり地蔵堂が見えており、次回行った際はどうなっているかを確かめたい。

下画像、仁王門を裏から望む。左の白丸部にある雑木が年々伸び、鐘楼の下部に重り撮影中だけ邪魔にならないよう処置、同時に石段の落ち葉も綺麗に配置などを小細工する w


古 刹」~ F10・SS1/13・ISO100・C-PL ~


肉眼の場合、陽射しがあるとハッはっとする美しさがあるものの、私の技術が未熟であり輝度差を避け薄曇りの状態を選んでしまう。更に毎度縦構図で撮っているが、何故か横構図がしっくりせずこれも未熟さのひとつであり、来秋はそれらを改善したい。


鐘楼のテカリコントロールでC-PLを使用。現像は画像上部、及び鐘楼の明度をやや+補正。他はフラットな光線のお陰か特に補正を必要としなかった。


ここ暫く紅葉の撮影が続き他の何かを‥と、思い越県し東茨城郡大洗町磯浜町の神磯鳥居へ向う。いわきの海でも良かったのだが、曇りの天候予報に国道349号線を南下する。県境辺りに来ると紅葉の色付きがまだまだということに驚く。そして大洗周辺の暖かさは尚更であり、セーターを着ているのが場違いのようだ。


」~ F8・SS1/5・ISO200・C-PL+ND100 ~


暖かい陽射しと穏やかな海であるが、それでも時折り高波がやって来る。その瞬間を待ち波が砕けて流れ行く様を狙ってみる。ND100を使用しイメージ的には滝を撮るような感覚だが、波のタイミングを捉えるのは毎度のことながら難しい。


先に書いたように陽射しがあり色合いはあまり芳しくない。従って現像時にモノクロを選択肢。陽射しの影響は色合いだけに留まらず波と岩陰の輝度差を強調し、それらに注意しながら各部の明暗とコントラストを調整する。


これからはどんどん日が短くなり、日の出、日の入りとも容易くそのタイミングに出会える。という訳で東茨城郡茨城町大字上石崎の涸沼へ行く。九月初旬にも来たのだが、その際の夕焼けは撃沈でありました。


犬と散歩中の地元の人と話す。散歩中に携帯で涸沼の写真を撮っておられるが、朝夕の美しい写真ばかりで正に地元の妙とでもいうか、曰く朝の方が綺麗とのことだ。更に筑波山の周囲に太陽が沈むのは冬季だと思っていたのだが、どうやらそれは勘違いのようで三月と十月だと教えて頂いた。


寂 静」~ F8・SS1/125・ISO200・C-PL ~


毎度の構図だが、太陽の沈む位置によって微妙に立ち位置が異なる。更に水面に浮かぶボートの位置も変わる為、何度通っても定点が見つからない。そうこうしていると漁師の方がボートのエンジンを作動し漁場へ向う。昨年の一月にも同じことがあったが、咄嗟のことなので設定した構図で撮ることになる。


現像は空の赤と水面のブルーの彩度、色調を+補正。また海の水平線とは異なる湖沼特有の歪みや傾きを補正する。


「海鳴りが聴こえる」~ F8・SS43.6・ISO200 ~


涸沼撮影後、先の神磯鳥居へ戻る。海沿いに建つ旅館などの灯りが海面に反射する様を駐車場から撮るのだが、撮影開始がちょっと遅過ぎたというか、暗くて構図が掴めず撮影しながら立ち位置や画角を調整する。因みにピントは鳥居と同距離であろうと推測する旅館の照明に合わせる。


二年前の一月にも同タイトルでupしたが、今回は完全な夜の暗さで色味が良くない。従って一時モノクロ加工の画像をupしたが、良くない也に良くないままの画像を再up。現像は照明に照らされたた海の緑色の彩度を-補正、手前岩場の色合いと明度補正など。


続いてひたちなか市平磯町、中生代白亜紀層の海岸に向う。沖合いを行く船の光跡を撮るつもりでいたが、海からの強風で断念。実は神磯鳥居でも行ったがブレブレ画像の量産に全て消去。思い起こせばこの海岸沿い、夜は風が吹いてばかりいるような気が‥。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。