いわき市久之浜町 弁天島+etc

31日(日)、朝起きてみれば雪景色、且つ用事があり午後からゆっくりと出掛ける。行き先は懲りもせずいわき方面、撮影目的はいわき市久之浜町田之網字横内の弁天島。

一月に夕暮れ時の撮影を行ったが、弁天島に渡るのはいつ以来だろう。3.11の津波で壊れた欄干が昨年末に修復され、それまでは長らく完全に立ち入り禁止が続き、おそらく三年ぶり位になるだろう。


度々書いているが、赤丸は2015年10月以前まで鳥居があった箇所。10月の台風で鳥居が壊れ、翌年現在の位置に再建された。

弁天島自体は度重なる天災にも目立った破損はなかったものの、人工的に手が加えられた箇所が見受けられる。また新しい鳥居はすぐ近くまで行くことが可能。以前地元の方に話しを聴いた際、以前の場所への再建は危険であり現在の位置になったとのこと。併し正直に言わせて貰うと、今の位置は矢張り景観的に良くないです。

陽が陰るの待って撮影を始めるが、この日の空模様及び色調はどうも芳しくない。従って毎度の波の流し撮りや北側の眺めを撮ることにした。因みに下画像の煙突は双葉郡広野町の東京電力”広野火力発電所”になる。


「潮 音 -sion-」~ F8・SS1/8・ISO100・C-PL+ND8 ~


海岸での撮影の際、気が向くと波の流し撮りを行う。併しながら最近はどうも上手く行かない。露出がどうの画角がどうのといったところで、こればかりは自然の成す形状に委ねるしかない。つまりメイン・ブログにupしても後に削除するといった状況で、今回もイメージする形状には程遠くイマイチ感が先行する。


「春兆波濤」~ F8・SS8・ISO200・C-PL+ND100 ~


満潮時刻は疾うに過ぎたが、この日は波高くガスが掛かったような景観だった。このガスが後の夜の撮影で影響が出る。波の飛沫を捉えた露出、そして長露光での撮影を行い、後者を選択した。個人的なことだが表情のない雲がない場合、空の面積を大きく撮り込むことは少ない。加えて今回は一部夕陽に染まり、空と海の比率はほぼ50対50とした。


続いていわき市平豊間字塩場でいつもの光跡撮影を行う。既に暗くなってしまい撮っては確認で構図を決める。この日は何故か往来する船舶が少なく、最初の一枚だけで撤収することにした。また先に記したようにガスが掛かっており、灯標やその土台にある波消しブロックの形状がはっきりしない。


「わたしは夜に海をみる op.13」~ F8・SS357.1・ISO100 ~


この画像はかなりの大型船だった。その後は小~中型船が外洋に向かって遠のくといった状況に船舶の光源は暗くなり、この一枚で撮影を終える。


それにしても飽きもせず何故に同じ画像ばかり取るのだろう。光跡の形状が毎回異なるなどなどあるが、長露光撮影は時々行わないと感覚を忘れてしまうことがある。実際これからの季節は只見線の撮影などが多くなり、日頃通常露出で撮っているといざ長露光撮影の際に戸惑うことがある。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。