岩瀬郡天栄村 湧井の清水

14日(日)、家人と花見行脚の傍ら、岩瀬郡天栄村大字牧之内字湧井の湧井の清水へ寄る。詳しくは下画像の案内板をご覧頂きたい。

案内板の住所は字京谷原と記載されているものの、グーグルマップで確認すると清水は字湧井内にある。どちらが本当なのか村の観光課に訊いて確認したいところだが、当ブログでは清水の名称となっている湧井とした。

湧く位置は特に決まっていないのか、あちこちに水紋が現れては消える。そして透明度の高い水は見ているだけで清々しい。

奥には湧湯御前神社がある。因みに成務天皇を調べてみると四世紀中頃に在位したとされるが、実在したかどうかについては不詳のようだ。健美依米命(たけみよりめのみこと)に関しては「Wikipedia」を参照のこと。

山深いこの地にも春が到来、この時期はリュウキンカや水芭蕉が咲いている。何れも低い位置なので、マクロレンズなどで撮る場合は寝転んだり座って撮ることになると思う。その際はぬかるんでいるのでビニールシートなどを持参されたし。


清閑の春 ①」~ F8・SS1/125・ISO200・C-PL ~


清閑の春 ②」~ F10・SS1/20・ISO200・C-PL ~


今回の撮影は標準レンズを使わず中~望遠レンズのみ。というのも此処は広角でのフレーミングが適しない景観のように思う。撮っていて面白いのは樹木の間から射す陽光がスポットライトのようになること。この輝度差やコントラストの移り変わりに即座に対応、またはタイミングを待つなどなど飽くことが無い。


併しその反面、輝度差のある撮影は露出の設定が難しい。例えばある程度暗い露出にしても白い水芭蕉は白トビが発生する。因みに①②とも水芭蕉に白トビが起きているが、この辺りは後のレタッチを想定して撮影している。尚①に関しては長露光で水面の動きを消せば良かったと後々気付く。


「生きるということ」~ F8・SS5・ISO125・C-PL+ND100 ~


こちらは長露光による作品。長露光にした理由は風があり水面に動きがあったからだ。倒木ではなく倒樹といえば良いのか、倒れても芽吹く生命力の強さを感じた。光が射す新芽の力強さや神秘性を表現したかったのだが、刻々とその位置が変わり瞬間的にフレーミング、露出設定、フィルターの選択を行った。


upした画像は全てC-PLを使用。C-PLは反射を除去するフィルターだと思われる方が多いが、除去ではなくコントロールするフィルターだ。実際upした画像は効果を除去ではなく反射を促す、または中間に抑えた内容になっている。


湧井の清水を後にし、桜の状況確認のため南会津郡下郷町から河沼郡柳津町方面へ足を伸ばす。まずは下画像、大字戸赤字林下の戸赤の山桜だが桜云々という景観ではなかった。併しこの雪が解けると同時に咲く山桜、今後もその動向を注意したい。

続いて大沼郡三島町大字宮下字舟場前の宮下ダムへ寄る。只見線と桜のポイントだが、此処の桜はツボミまだまだ固しといった状況。尚、県道237号線は現在も冬季通行止めとなっている。また金山町の霧幻峡の桜は、遠目でも赤くなっているのが確認できた。

こちらは河沼郡柳津町大字柳津字寺家町甲、福満虚空藏菩薩圓藏寺裏の枝垂桜。かなり赤く今にも咲きそうな気配。おそらく今週末辺りは見頃になるかも。


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