大沼郡三島町 早戸駅+etc

08日(日)、今季は霧に包まれた大志集落を撮影しておらず、秋暑となった日曜の朝に出掛けてみたが、三島町の第一只見川橋梁や金山町の霧幻峡周辺に霧は発生しているものの大志集落は皆無だった。

結果として霧幻峡に引き返し、大沼郡三島町大字早戸字小沢巻の早戸駅を撮影する。同地は先月11日「川畔の停留所」としてupしていたが、今回の画像upに伴い削除した。


川霧の停留所」~ F8・SS1/20・ISO400 ~


車両は早戸駅05:48発、始発の上り便422D。露出データをご覧のように、九月に入って尚のこと日が短くなり思った以上に暗く、当然のことながら列車が動き出してから撮った画像はブレが生じていた。


現像はWBで調整仕切れなかった全体の青味、特に霧部分の補正を行う。更に細かいことだが右手前の木々の明度を-補正、反対に左手前の木々は+補正し、列車と線路を除き微細なボカシ加工を施す。


続いて大沼郡金山町大字大栗山字雨沼の霧幻峡に寄る。今朝の乗船客は居ないのか、舟着き場には三艘が繋がれていた。久々にちょっと奥になる下画像の霧幻地蔵まで行ってみたが、川霧というより山霧に近い景観に撮影意欲は湧かなかった。


夏の終わり」~ F8・SS1/60・ISO200 ~


夏季は頻繁に人を乗せていた渡し舟であるが、タイトルの如しの季節になった。先月11日分の画像はup済みだが、この日はちょっとした感傷に耽るかのような印象を持っての撮影だった。現像に関してはほぼ撮って出しに近い内容。


この日のもう一つの目的は河沼郡柳津町大字細八字大巻甲のそば畑と只見線だ。私の知る限り奥会津で只見線とそば畑の景色は此処だけだと思う。一昨年、撮るには撮ったのだが、構図の難しさにまた次回などと流す内、昨年、種が蒔かれることはなかった。

二年越しの撮影に思いは先行するも、下の動画をご覧のように矢張り難しい。撮影車両は会津坂本駅06:58発下り423D、上画像の同駅08:23発上り424D、下画像の同駅09:55発上り426Dの三便を撮る。因みに途中の同駅08:40発下り425Dはあまりの暑さに中止。


個人的に感じた難しさの要因は二つ。一つ目は背景の雑木林の景観が芳しくないということ。二つ目は天候に関わるが山裾の線路が日陰となり、車両に輝度差が生じるということ。従って天候に関しては曇り空の方が適しているのだろう、フラットな陽射しになれば雑木林の刺々しさも落ち着くかも知れない。


「秋 暑」~ F10・SS1/400・ISO200 ~


最終的に会津坂本駅06:58発の下り423Dをupする。現像は日陰となった車両の明るさ補正がメインとなる。またそばの花は彩度を-補正し黄ばんだ色合い修正する。そばの花は次の週末も咲いているだろうか、可能であれば撮り直しを行いたいところだ。


それにしてもタイトルのようにとても暑かった。おそらく気温はそれ程でもないのかもだが、ジリジリと照り付ける太陽と湿度でシャツは汗まみれとなった。週明けの台風が過ぎ暫く暑さが続くようだが、今年も只見川の川霧はそろそろ終焉となるのだろうか。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。