大沼郡金山町 会津中川駅周辺+etc

23日(月)、懲りることなく早朝より奥会津へ向う。今回は大沼郡金山町大字中川字上田面、会津中川駅周辺の刈り取られた田んぼと只見線目的だが、その前に同大字川口字森ノ上の会津川口駅を川向いから眺める。

彼岸となり夜明けはいよいよ遅く、それでも東の空は薄っすらと赤味を帯びる。これまでは駅と車両を中心に中望遠で切り取るフレーミングであったが、今回は広角でその赤味を帯びた背景の空も撮り込んでみた。


空はけふ東雲色らし」~ F8・SS10・ISO200 ~


上りの始発となる422Dは暖機運転中。目の前にある樹木を大胆に配置し最初は縦構図で画作りしていたが、窮屈さを感じ横構図に変更した。撮影時間は05:07、数分前までは露光に30秒ほどを要していたが、空は瞬く間に白々と明けてきた。


夏季は川霧が立つこと多しだが、台風17号の影響で湿度が残りながらも、これだけ見通しの良い空気感となれば川霧のシーズンは既に終焉となったようだ。


続いて先述した大字中川字上田面で「空はけふ東雲色らし」で撮影した422Dを待つ。この日はその会津中川駅05:35発上り422Dに始まり、07:10発上り424D、場所を移動し大字中川字荻付で07:57発下り423D、再び字上田面に戻り08:45発上り426Dを撮る。因みに426Dは423Dの折り返し便。


上画像は422D、撮影地は山陰となりかなり暗い。ISOを高め絞りを開け気味で撮影するも朝のアーバン色に加え明暗の具合、背景がどうも芳しくない(撮影状況は↓動画を参照して下さい)。

此方は参照までに昨年の同時期、只見線車内から撮った同地点の画像。これに写ってる関東からのカメラマンが偶然この日も来ていました。


刈田行ク ①」~ F9・SS1/160・ISO800・HALF ND8 ~


422Dから約90分後通過の424D。この日は朝焼けが見えたと思えば急に降り出したりと空模様は安定せず、この画像撮影時は傘を使用した。雨で背景の空はイマイチ表情に乏しい、そして手前側とは輝度差が生じHALF NDを装着する。


車両を何処に置くか迷いフレーミング、結果として家屋の前の画像を選択するも重なり合った姿がやや煩く感じる。


刈田行ク ②」~ F10・SS1/160・ISO320・C-PL ~


424Dから更に約90分後の426D。この頃になると雨は上がるが雲の間から太陽が出たり隠れたりと露出が追い付かない。併しながら陽射しがあると全体にギラつき感が生じるためC-PLを装着、明暗は通過時にISOで調整することにした。


424Dの撮影位置から僅かに田んぼに移動、更に車両が家屋に重ならないよう広角側でフレーミング、やや間延びした感じとなってしまったものの、特徴のある空と雲の様子に救われた。余談だが426D撮影時、郷土写真家の星賢孝氏と一緒になり、ちょっとした奥会津情報を聞くことができた。


424Dと426Dの合間に下りの始発となる423Dを大字中川字荻付、会津中川駅裏の荻付第一踏切りで撮影。因みに白丸部が駅になるが、駅舎は樹木に隠れている。立ち位置の直ぐ後ろは民家の台所となり、休日の遅い朝食の準備なのかまな板の音が心地良い。


ゆるり op.2」~ F10・SS1/200・ISO320 ~


この辺りの田んぼはまだ刈り取りが行われておらず、手前の里芋の葉と共に縦構図で画作りする。車両位置が左側過ぎる感もあるが、もうちょっと奥に位置するとその後ろにある白い建物と重なってしまうなど、今後の撮影はタイミングを色々と考慮したい。


里芋に関連したタイトルをと思いながらもなかなか浮かばず、七月に柳津町で撮った「ゆるり」の続編とした。さて早朝の暗さの中では気付かなかったが、ゆるりと周囲を見渡せば山々の緑は褪せ、僅かながら秋色に変わりつつあるようだ。


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