福島市飯野町 明治の彼岸花

05日(土)、県道307号福島飯野線沿いの福島市飯野町明治字石畑で彼岸花の撮影を行う。今年の彼岸花はどこも開花が遅くタイミングが合わないかと思っていたが、前日に通過してみるとまだまだ咲き揃っていた。

田んぼ沿いの道路が県道、そしてその県道からちょっと入った旧い墓地に彼岸花が咲く。この墓地は近くの明治字石塚の東光寺に関係しているのかも知れない。裾の方はまだまだ満開状態ではあるが、墓石の近くは凡そ半分が散り始めだった。


野 辺 ①」~ F10・SS1/125・ISO200・C-PL ~


野 辺 ②」~ F10・SS1/125・ISO100・C-PL ~


毎年書いているが彼岸花の私のイメージ、それが別名である死人花そのものだ。子供の頃にお墓の脇に咲く様を見て以来、毒々しく仏事に関連するかのような印象がずっとある。此処での撮影は空の面積を多くフレーミングすることもあり、毎回雲の表情にウェイトを置き良い形状の雲の出現を待つ。言い換えれば雲ひとつない晴天の場合、構図は大きく変えるようになると思う。


空と雲の色調補正、全体の緑色は彩度と明度-補正する。反対に彼岸花の補正は一切行わない。というのも赤味や彩度を増減すると違和感だけが残る。


印 象」~ F8・SS1/250・ISO200・C-PL ~


此方は先述した個人的イメージそのままに表現した内容。レタッチは「野 辺」同様に行い、彼岸花の色だけを残しモノクロ化する。広角になればなるほど空の面積が多くなる訳だが、これまた先述したように雲の存在が大きい。


さてこの日は台風18号から変わった温帯低気圧の影響かジリジリと暑い。気温としてはそれほではないが、涼しさに慣れた身体には余計そう感じる。撮影中は遠くの山からアブラゼミの鳴き声が聴こえるなどなど、世の中はどこかおかしくなっております。


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