風雪の会津平野をキハが行く

23日(日)、会津方面、朝の天気予報は雪、という訳で雪景を期待し大沼郡三島町へ行く。今回は第一及び第二只見川橋梁目的なので幾分遅く家を出た。途中、猪苗代から会津市内直前までは前が見えなくなるような降り方だったが、市内を過ぎると小降りになる。

国道252号線沿いの積雪は既に融けていた。風があるので寒く感じるが、実際の温度は高く降ったり止んだりの雪は積もりそうにない。従って第一只見川橋梁の予定を変更、大沼郡三島町大字名入字上居平からの第二只見川橋梁撮影に切り替える。


白 雨」~ F8・SS1/125・ISO800 ~


車両は07:27頃通過下り423D。何故か天候の悪い日は此処からの撮影が多い。言い換えれば車を停め手軽に撮影することが出来るということだが、先述したように時折り突風が吹き、目を離した隙に傘を設置した三脚が飛ばされてしまうなどかなりの悪天候ながら、車両通過時は風が収まり川面が穏やかになった。


SS及び絞りは上記の設定とし、コロコロ変わる空模様の明暗にISO設定は通過直前に決めた。現像は全体の色合いを補正、車両周辺を除き僅かにボカシ加工を行う。


こちらは約10分後に通過する上りの424D。場所は第二野沢街道踏切。キハ40の運行が最後ということなのか、それとも各媒体により知名度が広まったのか雪が少なく殺風景な今冬であるが、例年になく撮影者が多いように感じる。

次便の車両まで時間があるので字根岸居平の会津西方駅周辺を散策。柿の木や旧い家屋など春から秋へのイメージを膨らます。

さてさて何度も書くが雪がなければ矢張り殺風景なこの時期、風雪は更に強くなり一旦帰路に着くものの、途中で昨夏も撮った大沼郡会津美里町米田字新田屋敷乙の桧ノ目踏切り周辺に寄る。


車両は根岸駅10:09発の上り426D。因みに進行方向は右側。風雪が収まり撮影準備を始めれば、突然強烈な風と雪で下着まで濡れてしまった。こうなると今更カッパを着ても仕方なくガタガタと震えながら通過を待つ。機材はビニール袋を被せたので大丈夫だが、帰りの車内は暖房をMAXにするも身体の震えは止まらなかった。


春遠からじ」~ F10・SS1/160・ISO400 ~


車両通過時に幾分風は収まるが、数分前のままでは撮影不可だったと思う。どうせなら降り頻る雪も捉えたいのだが、風雪なので画像を大きくしないと分からない有様。また景観の色合いが宜しくなく、後にモノクロとするイメージで撮影を行う。


モノクロは明暗及びコントラストの補正を行わないと単にグレースケール化した内容となってしまい、覆い焼きや焼き込みを行う感覚で現像の際にそれらの調整を行う。コントラストを+補正すれば明度を下げる必要があるが、私的には部位毎に明るい部分は暗く、暗い部分は明るく等々、頃合いを見図りながら行っている。


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