余寒、本宮市和田の梅木

18日(水)、夕暮れ時、時折り通る本宮市和田字戸ノ内で梅の撮影を行う。毎年撮っているのだがどうやら昨年は見逃していたようだ。 

梅木とはいっても畑の一角に咲く田舎の光景そのもの。併しながらその脇にあるはせ掛け用の杭などを収めた旧い物置きがいい味を出し、梅とのバランスに何故か惹かれる。因みに左側の陸橋は東北新幹線。


隈々に残る寒さや梅の花 ①」~ F8・SS1/40・ISO320・HALF ND8 ~


隈々に残る寒さや梅の花 ②」~ F10・SS1/100・ISO400 ~


先ずタイトルは蕪村の俳句。夕暮れ時は冷たい風が吹き、俳句の内容そのものであった。更に撮影時間は②が先で①は日没後になる。


その①だが、夕焼けを期待するも雲が現れずほんのりと朱色になるに留まり、現像の際に空の色調を補正する。いつもなら何の特徴もない空をこれだけ広くフレーミングすることはないのだが、自分の中では特殊な構図と云えるかも知れない。①も同様に表情のない空の面積を極力抑え、色彩的に単調であるためモノクロとした。


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