寒気厳しい折りから...

年が明けてもなお以前撮った画像を再現像&再upします。まずは2019/01/06に撮った画像です。撮影記はこちら「南会津郡南会津町 前沢曲家集落+etc」。今になって読み返してみると昔は玉川村の乙字ヶ滝から南会津町の前沢曲家集落、そして金山町で只見線撮影と朝から夜まであちこち歩いていたことを思い出す。


望郷の季節」~ F8・SS1/320・ISO400 ~


撮影地は大沼郡金山町大字中川字大田面の国道252号線沿い。車両は画像の右側奥となる会津中川駅15:04着の下り427D。此処は緑田の頃に撮るポイントだけど、積雪時も画になります。但しその積雪の状態によって国道の歩道が雪壁になり、最近では昨年一昨年と雪が多くこの景色を見ることが出来ませんでした。イメージ的には家屋の屋根や杉林の積雪量が少ないけど、それを望めば歩道は雪壁となってしまうのかも知れません。


今回は撮影時に絞りを一段上げれば良かったのか、平面的な表情の手前の雪原がどうにかならないかと再現像してみました。個人的に雪の表現はコントラストを+補正し、明度と彩度を-補正しています。何れもやり過ぎは見苦しくなるので程々にといった塩梅とします。且つ夜に書いたラブレターは翌日読むと恥ずかしいように、現像後の画像も翌日に見直し必要に応じて二台のPCで見比べています。


驟雪烟ル」~ F8・SS1/200・ISO800 ~


こちらも「マタヒト頻リ午後ノ雨」と同日に撮った画像です。場所は大沼郡三島町大字名入字上居平からの第二只見川橋梁、車両は「マタヒト頻リ午後ノ雨」の折り返し便となる16:13頃通過の上り430D。昨年末に三両編成の画像をupした際、回想記に数日同じ場所で撮影したと書いたように、こちらはその11日前に撮ったものです。2019/01/06の時点でカラーの画像をupしているが、今回は別カットをモノクロとしてみました。


こちらは2022/01/23撮影、撮影記「雪原の照り返す陽光に汗ばむ」。撮影地は大沼郡会津美里町米田伍姓部周辺。只見線目的だがこの画像を撮った時間に走行する車両はない。あったとしてもホワイトアウトで撮影は無理だったと思う。


冬 眩」~ F10・SS1/640・ISO200 ~


冬の会津盆地特有の朝霧と雪景色が相俟って幻想的な様相を見せる。それは自分の立っている場所さえ見失いそうな感覚に陥る。刻々と上空の霧や雲は流れ、遠くに会津磐梯山の姿が現れてきた。併し地表は変わらず霧に覆われ、電線付近の只見線々路も見えない。繰り返すが冬の会津盆地はこんな幻惑的な景観に出会えます。もしかすると遠くに見える磐梯山には雪女が棲んでいるのかも知れない‥と、そんなことを思わせる世界です。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。