麦秋至、衣替えとなりました

何だかんだと言いながら今年も折り返しの月となり、早くも大型の台風二号が日本列島に近付くなど、季節は次から次へと前倒しで変わって行くような感じがします。西日本では梅雨入りとなったようですが、今年も奥会津の川霧の季節が間もなくやって来ます。


さて今回は四年前の今頃、2019/06/09に大沼郡金山町大字川口字中山かねやまふれあい広場にて撮った二画像を再現像してみました。撮影記は「大沼郡金山町 大志集落」ですが、気温は低く川霧は僅かに一部で立つのみで、まだまだこれからといった状況でした。


古写真」~ F8・SS1/15・ISO200 ~


定番の大志集落は背景の山々が霧に包まれ、川霧とはまた違った景観となっていました。撮影時刻は04:37頃。撮影時はカラーでupしていたのだが、タイトルのようにモノクロの方が趣きがあって良いと思いました。カラー画像ではコントラストや明暗、そしてWBなどを補正するもそれらを一旦解消、モノクロ化の中で新たにコントラストと明暗を調整しました。


画像左下の樹木、大志集落の撮影ではやや邪魔な存在だったが、集落と只見線をフレーミングする際はちょっとしたアクセントになりました。尚、現在は「一月の撮影記」でも触れたように伐採されています。


山の端の風は軽やか」~ F8・SS1/400・ISO200 ~


「古写真」の立ち位置から線路近くに移動します。此処からの只見線撮影はヘッドライトを灯す先頭車両が此方側となる下り便を待ちます。撮影時にup済みの一番列車423Dは07:58頃通過し、この時間帯の川面は穏やか、且つ澄み渡る青空に写り込みが綺麗でした。


今回の画像は09:35頃通過の425Dになりますが、残念ながら一番列車通過から約90分後の川面は波立ち、更に空には曇が現れ写り込みはありません。それが撮影時にupしなかった理由となるが、改めて見直せば只見川を吹き渡る風の爽やかさを画像から感じました。現在この立ち位置は整備され落下防止柵が設けられました。かねやまふれあい広場からフレーミングしてもその柵が入り込み、画作りはちょっと悩ましくなりました。


川霧は川面と外気の温度差、そして雨などの湿度が関係すると云われるますが、各条件が揃っても立たないときは立ちません。とはいえ私的には夜半の雨が上がり、ムシムシと不快な陽気が判断基準です。更に立つ場所も様々で三島が良くても金山はダメ、当然その逆もあり川霧を追って国道252号線を行ったり来たりしたものです。


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