本日は冬晴れ也・・・午前の部
26日(日)、この一週間は然程の降雪がなく、奥会津のライブカメラを見る限りでは樹木に積もった雪はないようだ。こうなると各橋梁は良景とは言い難く、更にこの日は晴れとの予報に橋梁を省いた撮影を試みる。今回の撮影記は午前と午後の二部になる。
まずは大沼郡金山町大字川口字新町の会津川口駅を川向から撮るのだが、「2024/12/07」の撮影記で書いたように、今回も川側のホームに05:31発上り422Dと07:06発上り424Dが並んで停車している。毎回ではないが冬季はこの停め方が多く、色々と考えてみると駅舎側のホームは除雪車などのために開けておくのだと推測する。
加えて左側の422Dがかなり前方に停車、先頭部が木の枝と重なっている。本来なら画像中央の待合室周辺が先頭部になるのだが、川面も落ち着かず今回はメインブログへのupを見送る。
続いて大沼郡金山町大字横田字山根へ向かう。先週は積雪により近付けなかった一帯だが、道路上の雪は融け車での進入が可能だった。上画像は西側の第七只見川橋梁、下画像は東側の会津横田駅方面。話しは前後するが除雪された道路上の雪はほぼ融けており、終日長靴に履き替える必要は無かった。
「凍てつく朝の一頁目」~ F10・SS1/160・ISO320 ~
車両は07:37頃通過の上り426D。夜明け時の濃霧は流れ次第に青空となる。時折りパラパラとヒョウが降る中、矢張り気温は頭が冴える程の寒さだ。この構成は昨年二月にも撮ったが、陽射しで雪野に影日向が生じる15:00頃通過の上り430Dが適しているかも知れない。
「凍てつく朝の二頁目」~ F10・SS1/500・ISO160 ~
車両は426Dから約一時間後、08:40頃通過の下り423D。この時間になると空は更に青さを増し、浮かぶ雲は朝陽によりややアンバー色を帯びる。横田周辺は夜間に薄っすらと降雪があったのか、家々の屋根や木立が白くなっていた。この構成は毎度撮っている景観ながら、奥会津の原風景そのものであり季節季節に飽くことが無い。
余談だが撮影前に昨年11月、「只見線沿線のトイレ事情」で記した大塩炭酸場入り口、農産物施設脇のトイレを使用した。トイレ内は暖房が効いておりやんわりと暖かくとても有り難い。
会津川口駅で停車していた首都圏色の422Dは会津若松駅で折り返し戻ってくる。その際、首都圏色車両は後部となり何処で撮るかを考える。各橋梁で撮るのが一番手っ取り早いのだが、先述したように積雪が無いので景観は良くない。そんなこんなで大沼郡金山町大字中川字坂下の会津中川駅に寄り、春になれば駅を彩る桜の木々越しに撮ってみようと思い付く。
「寒緩む」~ F14・SS1/500・ISO200 ~
車両は下り425D、09:35発だが五分遅れての到着。陽光が降り注ぎ光条を用いて画作りを行う。風景写真なら各々のタイミングで撮れば済むのだが、鉄道の場合は通過時に光条が現れなければ意味がない。実際に雲が多く太陽は短時間で姿を見せたり隠れたりを繰り返す。
川霧などもそうだが、これが鉄撮りで一番厄介で気を揉む事案。今回は何とかなったが、雲が多めとなってしまった。また先頭車両が家屋と重なるなど新たな発見もあった。
以上で午前の撮影は終了し柳津方面へ向かう。この時間帯になると気温が上がり、そして冬の澄み渡る青空は2004年の大河ドラマ「新選組!」のオープニングが連想される。そんな景観にまだまだ寒さは続くが、少しずつ太陽の明るさ存在を感じる季節になってきたようだ。
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