冬様相、会津盆地は霧深し

14日(日)、季節は初冬となり、奥会津の紅葉はほぼ終わりとなる。従ってこれから暫くは会津盆地が撮影地になるのだろうか、その中にこの時期をずっと待っていた撮影ポイントがある。

住所は河沼郡会津坂下町大字船杉字北杉大道上乙。会津坂下町と背景には磐梯山を望む。最後の撮影は今年の三月であったがその際の画像は「こちら」。到着すれば朝霧に覆われ撮影は無理のようだ。併しそれ以上に残念なのは新たな電柱・電線が設置されており、晴れていても構図的に撮影困難になったか、これでまた一つ私的ポイントが減ってしまった。

以上の事柄により始発の下り便は諦め、即座に頭に浮かんだ河沼郡柳津町大字細八字家ノ下甲の八坂野停留所周辺へ向かう。此処は九月にソバ畑を撮った場所であり、今回も停留所脇の民家にお願いし車を停める。


朔風払葉」~ F10・SS1/160・ISO500 ~


車両は07:02頃通過の下り423D。タイトルは七十二候の11月末頃を指す”きたかぜこのはをはらう”。ちょっと早いが冷たい北風に直ぐこのタイトルが浮かんだ。以前記したように柿の隔年か、この木は昨年実らなかった。一昨年は今以上に実が成っており、土壌や木の状況・年齢などなどが影響していると思われる。


続いて一昨日、この時期特有の時雨で思うように行かなかった河沼郡柳津町大字郷戸字居平丁の滝谷川橋梁へ向かう。車両は「朔風払葉」で撮った07:19頃通過の下り423D、そして07:46頃通過の上り424D。上画像は後者の424Dだが、車両に陽が当たりイメージする内容にはならない。言い換えると現車両は派手なので薄曇りの方が映えると勝手に思っている。


「残 秋 op.2」~ F10・SS1/160・ISO400 ~


423D通過時、橋梁付近は日陰となり車両の色合い的に此方を選ぶ。とはいえ此処は山あり谷ありの構成となり、曇りのフラットな光線が一番良いのかも知れない。実際背景上部には陽が当たり画像の内容としてはイマイチか、来年の新緑や紅葉に期待したい。


滝谷橋梁から会津方面へ戻る。朝霧はまだ残っており見通しが効かない。撮影場所を色々と悩むも、滝谷橋梁で撮った424Dが間も無くやって来るので、目の前の大沼郡会津美里町鶴野辺木戸西乙の春日神社とした。此処は「10月」に境内から鳥居越しに撮った場所。因みに立ち位置は鶴野辺木戸西乙だが、境内は大沼郡会津美里町鶴野辺杉ノ寄乙となるようだ。


白き朝」~ F10・SS1/250・ISO250 ~


車両は08:29頃通過。現場はすぐ目の前の標識と右側の茂みやビニールハウスに挟まれ、なかなか構図が決まらない。結果として画像の内容になった訳だが、↓動画を見ながら車両をもっと奥に置くなど色々と顧みることが多々ありとなった。


午前中最後の便を大沼郡会津美里町新沼尻にて撮影。到着時は御覧のように霧に覆われていたが次第に流れ行く。その霧が残る景観も良く、次週辺り霧が出るようならまた来てみたい。


「ちる芒」~ F10・SS1/320・ISO250 ~


車両は10:09頃通過の上り426D。晴れて背景の飯豊山が見えればまた違ったフレーミングになるが、曇りなので空の面積を極力少なくする。周囲の田んぼには白鳥が落穂拾いに集い、そして今にも雪が降りそうな厚雲の会津盆地はいよいよ冬の色となったようです。


所でこの車両は「朔風払葉」で撮った423Dの折り返し便となるが、運転士はその際に撮影する私を覚えていたのだろうか、通過の際挨拶のように短い汽笛鳴る(↓動画参照)。迷彩パンツ&金髪のオジサンは矢張り目立つのか、こんなことが時折りある‥と、勝手な妄想 w


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